こんな方にオススメの内容!
- 日帰りでシーギリヤロック観光ができるか知りたい!
- シーギリヤへの行き方を具体的に教えてほしい!
- シーギリヤ観光にオススメのツアー会社を知りたい!
- スリランカ旅行を計画している!
なお、そもそもシーギリヤロックについて詳しく知りたい方は、下記の記事で解説しているのであわせてご覧ください。
合わせて読みたい!【シーギリヤロックはどんな目的でつくられた?】世界遺産登録理由&謎をわかりやすく解説!コロンボからシーギリヤは日帰り観光できる?
結論から言うと、コロンボからシーギリヤへの日帰り観光はできます。
ただし、シーギリヤを日帰り観光をする場合は、以下が条件になります。
- コロンボ発のオプショナルツアーに参加する
- 1日車チャーターする
- シーギリヤ滞在時間は2〜3時間ほど
- 人気の展望スポット「ピドゥランガラロック」訪問はツアー行程次第
もしシーギリヤを日帰り観光したい場合はツアー参加、または車をチャーターすることが必須です。
一方で、公共交通機関を使ってシーギリヤを日帰り観光することは困難なため、どうしても公共交通機関を使っていきたい場合は最低でも1〜2泊できるほどスケジュールに余裕を持たせましょう(公共交通機関での行き方は後述の「コロンボからローカルバスでの行き方」で解説)。
なお、シーギリヤのおすすめ日帰りツアーや車チャーター方法については、後述の「シーギリヤ観光におすすめのツアー会社」で紹介しているので気になる方はご確認ください。
シーギリヤ観光拠点の街
シーギリヤ観光の拠点となる街は、主に下記の3箇所です。
- コロンボ
- ネゴンボ(ニゴンボ)
- キャンディ
コロンボからの場合
移動手段 | 料金相場 | 所用時間 | 難易度 |
---|---|---|---|
ツアー利用 | 10,000〜15,000円 | 4時間 | 簡単 |
車チャーター | 12,000〜20,000円 | 3時間30分 | 簡単 |
鉄道 | 1,000〜1,500円 | 6時間 | 難しい |
バス | 400〜800円 | 4時間30分 | 普通 |
飛行機 | – | – | – |
コロンボはスリランカ経済の中心地であり、スリランカ国内の交通の要衝でもあります。
そのため、コロンボはシーギリヤを含む国内各都市へアクセスする際の拠点としてとても便利です。
コロンボ発のツアー、鉄道、バスの本数が多く、観光拠点にする街選びに困ったら、とりあえずコロンボを選んでおけばOKです。
コロンボ発のシーギリヤツアーの本数は比較的多いです。
距離としては決して近くはありませんが、観光客からの需要が多いためオンラインツアー会社はもちろん、街中のツアーデスクには必ずと言っていいほどシーギリヤツアーを取り扱っています。
鉄道を使ってシーギリヤへ向かう場合は、まずはシーギリヤ北部の街ハバラナ(Habarana)へ向かいます。
ただし、「コロンボ – ハバラナ」間の鉄道は早朝便と深夜便のため利便性が悪いです。
ハバラナからは主にスリーウィーラー(スリランカ版トゥクトゥク)を拾ってシーギリヤまでアクセスすることになります。
一方でバスの場合は、まずシーギリヤへ向かう途中にある街ダンブッラまで向かいます。
ダンブッラからシーギリヤのバスの本数は多く、バスはシーギリヤロックの比較的近くに停まってくれるため、鉄道よりはるかに利便性が良いです。
なお、コロンボからローカルバスを使ってアクセスする方法については、後述の「コロンボからローカルバスでの行き方」で詳しく解説してます。
なるべく移動費用を抑えたい、数日かけてシーギリヤや周辺のスポットの観光を楽しみたい方はぜひ参考にしてみてください。
ネゴンボ(ニゴンボ)からの場合
移動手段 | 料金相場 | 所用時間 | 難易度 |
---|---|---|---|
ツアー利用 | 5,000〜15,000円 | 3時間 | 簡単 |
車チャーター | 6,000〜12,000円 | 3時間 | 簡単 |
鉄道 | – | – | – |
バス | 500〜800円 | 4時間30分 | 普通 |
飛行機 | 40,000〜50,000円 | 45分 | 簡単 |
ネゴンボ(ニゴンボ)は、スリランカ最大の空港「バンダラナイケ国際空港」から最も近いビーチリゾートとして知られています。
空港からのアクセスが非常に良いため、Cinnamon(シナモンエアー)とういうスリランカ国内中を飛んでいるエアタクシー(小さな飛行機)を使ってシーギリヤへ最短でアクセスすることができるのが特徴です。
(シナモンエアーの公式HPはこちら)
ネゴンボはコロンボ同様にシーギリヤツアーが充実しています。
そのためオプショナルツアーサイトや街中のツアーデスクを訪れれば、ほぼ間違いなくシーギリヤツアーへの申し込みができます。
ツアー料金はコロンボ発のものとほとんど変わらないため
「街散策+シーギリヤ → コロンボ」
「ビーチリゾート+シーギリヤ → ネゴンボ(ニゴンボ)」
このように何を目的に滞在するかによって出発する街を決めてみましょう。
一方で、公共交通機関を使ってシーギリヤへアクセスする場合は、コロンボからアクセスするのと比べると少し手間がかかります。
ネゴンボのバスターミナルからシーギリヤへアクセスする場合は、最低でも2回の乗り換えが必要です(1回目:クルネーガラ、2回目:ダンブッラ)。
タイミングが良ければクルネーガラからポロンナルワ行きに乗って、途中下車することでシーギリヤへ乗り換え1回で行けることもあります。
キャンディからの場合
移動手段 | 料金相場 | 所用時間 | 難易度 |
---|---|---|---|
ツアー利用 | 4,000〜8,000円 | 2時間 | 簡単 |
車チャーター | 5,000〜10,000円 | 2時間 | 簡単 |
鉄道 | – | – | – |
バス | 150〜200円 | 2時間30分 | 普通 |
飛行機 | – | – | – |
キャンディはコロンボに次ぐスリランカ第2の都市として発展している、比較的大きな街です。
前述のコロンボやネゴンボと比べるとシーギリヤに近く、公共交通機関を使う場合はバスで乗り換えなしでアクセスができます。
ただし、(時期にもよるが)シーギリヤへの直行バスは朝の1日1便しかないため、事前にスケジュールを確認しておく必要があります。
また、キャンディはバンダラナイケ国際空港から車で約3時間30分離れているため、空港からキャンディ経由でシーギリヤとなると1日では難しいです。
おすすめルートとしては、コロンボからキャンディへ行き、キャンディで観光を楽しんだ後、シーギリヤで観光を楽しむという周遊プランです。
ちなみに、キャンディもシーギリヤ同様に世界遺産登録されており、仏教の聖地として発展したため見どころが多い観光都市です。
コロンボからローカルバスでの行き方
スリランカ国内中へ行くバスが往来するコロンボのバスターミナル
コロンボからローカルバスを使ってシーギリヤへアクセスする手順は、下記の3ステップです。
- コロンボのバスターミナルからダンブッラへ
- ダンブッラでシーギリヤ方面行きのバスに乗り換え
- シーギリヤバス停からシーギリヤロック入口へ
コロンボから公共交通機関を利用してアクセスする場合は、バス1択と言っても過言ではありません。
なぜなら、シーギリヤ近くに鉄道駅が無いことに加え、シーギリヤ観光の拠点となる街へバスが頻繁に走っているためです。
コロンボのバスターミナルからダンブッラへ
シーギリヤへの直行バスは運行していないため、コロンボから行く場合、まずはシーギリヤ手前の街ダンブッラまで目指すことになります。
ダンブッラ行きのバスは、コロンボ・フォート駅の隣に位置する「Bastian Mawatha Bus Station」というバスターミナルから出ています。
基本的には、バスターミナル中央の乗車場所の掲示板等にどこ行きのバスなのかが書かれています。
しかし、行き先によっては街の名前が書かれていないことがあります(とくに行き先が終点の街ではない場合)。
ですので、最も確実に自分の行き先のバスに乗る方法は、バスターミナルにいる運転手に「ダンブッラ(Dambulla)?」と聞きながら探すことです。
バスの種類は大きく分けて2つあります。
エアコン | 運賃 | 混雑度 | 所要時間 |
---|---|---|---|
なし | 760R(約400円) | 普通(席に座れる) | 約4時間 |
あり | 1300R(約700円) | 高(最初に乗車すれば席に座れる) | 約4時間 |
※2024年11月時点。 |
ちなみに、バスは事前に出発時刻が決まっているため、満員にならないと出発しない、といった心配がいりません。
また、一応バスターミナルにお手洗いはありますが、全て和式な上に衛生面が良くないため、あらかじめ自分が宿泊していた施設のトイレで済ませておくことを強くおすすめします。
ダンブッラでシーギリヤ方面行きのバスに乗り換え
ダンブッラのバスターミナル(正確には広めのバス停)に着いたら、次はシーギリヤ行きのバスに乗車します。
ダンブッラにはコロンボのような大きなバスターミナルはありません。
そのため、ダンブッラに到着したバスは、通り沿いにある少し広めのバス停のようなスペースに停車します。
シーギリヤ行きのバスはコロンボから到着したバスと同じ、または近くから出発します。
ただし、コロンボのバスターミナルのように行き先が書かれた掲示板のようなものはありません。
ダンブッラでは、必ず運転手や近くのバスを待っている人にシーギリヤ行きかどうかを聞いてまわりましょう。
運賃 | 所要時間 | 混雑度 |
---|---|---|
200R(約110円) | 30〜40分 | 普通(座れるレベル) |
なお、少しでも早くシーギリヤへ行きたい場合は、バス停付近にたくさん停まっているトゥクトゥク(スリーウィーラー)を使う方法もあります。
「ダンブッラ – シーギリヤロック入口」までの料金相場は「R1,500〜2,000(約800〜1,500円)」です。
バスに比べると料金は高くなるものの、ダンブッラからシーギリヤはそこまで離れていないため、比較的利用しやすい移動手段です。
※注意※
強引なスリーウィーラー(トゥクトゥク)勧誘に注意。「もうシーギリヤ行きのバスは無い」と言われますがシンプルに嘘です。もしくは、配車アプリ(PickMeなど)は利用できないと言われます(確かに捕まえづらいが使えないことはない)。強引な勧誘をしてくるトゥクトゥクおじさんはスルーして、バスを待つか、PickMeで表示された料金をもとに別のドライバーに交渉しましょう。シーギリヤバス停からシーギリヤロック入口へ
シーギリヤロック入口にある博物館が入口の目印
シーギリヤにはバスターミナルはないため、シーギリヤロックに程近いバス停で下車します。
ただし、バス停からシーギリヤロックまで歩くことを考えると、バス停まで行くよりも、バス停より少し手前で下ろしてもらった方が歩く時間を減らすことができます。
基本的にスリランカのバスは、声や手を挙げればバス停以外でも途中で下ろしてもらうことができます。
バスから降りたら、あとはシーギリヤロックの入口まで歩いて行きます。
なお、シーギリヤロックの入口は、シーギリヤ考古学博物館のある入口の1つのみです。
シーギリヤロック入口に近い通り沿いから降りた場合は徒歩約15分。シーギリヤのバス停で降りた場合は徒歩約25分ほどです。
でもやっぱりシーギリヤ観光は数日滞在がおすすめ
前述でシーギリヤはコロンボから日帰り観光ができるとお伝えしましたが、実際にシーギリヤを訪問した筆者からすると、シーギリヤ日帰り観光はあまりおすすめしません。
シーギリヤ日帰り観光をおすすめしない理由は、以下の4点です。
- 日帰りは移動に負担がかかる
- 短くなって観光が急足になる
- 他にも周辺に魅力的な観光地がたくさんある
- 混雑回避のため早朝に訪れるのがおすすめ
日帰りは移動に負担がかかる
空港からだと最低でも片道4時間、コロンボからだと4時間以上も移動時間を要するため、長時間バスに乗った後に観光すると体に大きな負担になることは言うまでもありません。
そもそもシーギリヤロック観光の際も、足場の悪い道や階段を歩くことになるため、観光しているだけでも疲れます。
ましてや日帰り観光となると、疲労した状態でまた長時間のバス移動になるため、正直観光どころではなくなってしまいます。
もちろんツアー参加であれば、自分で乗り換えなどする必要が無くなるため多少の疲労軽減にはなります。
とはいっても、1日の大半を移動時間に使うことは変わらないため、どうしても1日で観光しなけらばならない理由ではない限り、数日かけて観光するのがおすすめです。
観光が急ぎ足になる
日帰り観光であれば、当然のことながら観光が急ぎ足になってしまいます。
シーギリヤ観光の目玉はシーギリヤロックではあるものの、岩の登頂や周辺の遺跡観光、シーギリヤロックの眺望を楽しめる展望台を満喫する場合は常に駆け足になります。
ツアー参加の場合は、シーギリヤだけでなく、途中の街ダンブッラ観光も含めている場合が多いです。
そのため、シーギリヤ観光をする時間がさらに短くなってしまいます。
シーギリヤの歴史に思いを馳せながらゆっくり観光したい方は、数日かけて観光することを検討してみましょう。
他にも周辺に魅力的な観光地がたくさんある
スリランカの観光スポットはシーギリヤだけではありません。
シーギリヤ周辺には下記のような魅力的な観光スポットがたくさんあります。
ダンブッラ | 天然の洞窟を使って築かれたスリランカ最大の石窟寺院。金箔がふんだんに用いられた黄金の仏像や色彩豊な壁画など仏教芸術の宝庫でもある。 |
---|---|
ポロンナルワ | シンハラ王朝の都として栄えた湖畔にたたずむ世界遺産の街。アンコール遺跡を彷彿とさせる広大な敷地に点在する巨大な遺跡群が最大の見どころ。 |
アヌラーダプラ | スリランカの歴史上最大の勢力を誇ったシンハラ王朝の最初の都。インドの仏教の聖地ブッダガヤから運ばれてきた分け木が植樹されている「スリー・マハー菩提樹」が街のシンボル。 |
キャンディ | かつて存在したシンハラ王朝の最後の都として知られる仏教の聖地。ブッダの歯が納められている「仏歯寺」や世界遺産のホテル「クイーンズホテル」が人気スポット。 |
ミンネリヤ国立公園 | スリランカで最も多くの野生のゾウに遭遇できる人気のサファリスポット。数百頭のゾウが水場にいっせいに集まる”エレファントギャザリング”は必見。 |
シーギリヤは、スリランカを代表する歴史的な街を三角形に結んだ「文化三角地帯」のほぼ中央に位置します。
そのため、各観光スポットへのアクセスがとても良く、シーギリヤを拠点に複数の観光地を巡る観光客がいるほどです。
もしシーギリヤを日帰りで訪れていると、せっかくの魅力的な他の観光スポットを訪れることができません。
スリランカ観光を充実させたい方や、スリランカの歴史をより深く知りたい方は、シーギリヤや他の街を拠点に数日かけて観光することをおすすめします。
混雑回避のため早朝に訪れるのがおすすめ
午前8時台のシーギリヤロック入口付近
シーギリヤはスリランカで最も人気の観光スポットと言っても過言ではありません。
そのため、日中は観光客で溢れかえり、ゆっくり自分のペースで観光することが難しくなります。
もし、混雑を回避してゆっくり観光したい場合は、朝にシーギリヤを訪れましょう。
朝にシーギリヤを訪れるためには、シーギリヤの宿泊施設に滞在することが必要です。
つまり、最低でも1泊しなければならないため、混雑を避けたい方は日帰り観光はおすすめしません。
なお、シーギリヤ周辺には数多くの宿泊施設があるため、宿選びに困ることはありません。
宿泊施設によっては、敷地内からシーギリヤロックを眺めることができるため、近年はシーギリヤに宿泊する観光客が非常に多いです。
シーギリヤ観光におすすめのツアー会社
シーギリヤ観光におすすめのツアー会社は、下記の4社です。
社名 | 特徴 | ツアー一例 |
---|---|---|
Viator(ビアター) | 全ツアー会社の中でツアー数No1と言える品揃え。他のツアー会社に無いツアーがあればViatorで探せばだいたい見つかる。 | 詳細 |
Get Your Guide(ゲット・ユア・ガイド) | 口コミ評価の高いツアーを多く取り揃えている。一人参加可能なツアーも多い。 | 詳細 |
エイチ・アイ・エス(オプショナルツアー) | 日本の旅行会社がツアー催行をする、安心安全満足度の高いツアーを中心に取り扱う。 | 詳細 |
ベルトラ | 厳選されたツアーのみが掲載されているため、満足度の高い体験を期待することができる。 | 詳細 |
ViatorとGetYourGuideは海外の大手ツアー会社です。
そのため、品揃えが豊富で、この2社に無いツアーは他のツアー会社にも無いと言っても過言ではありません。
一方で、あまりにもツアー数が多い影響で参加者が分散されるため、人数不足による直前でのツアー催行中止になることもあります。
もし、確実にツアーに参加したい場合は、人気ツアーや募集締め切り間近のツアーを選びましょう。
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多くのツアーには日本人ガイド、または日本語ガイドが同乗しているため、英語が苦手な方でも安心して参加できます。
ViatorやGetYourGuideに比べるとツアー数は多くありませんが、その分満足度の高い厳選されたツアーが掲載されています。
ツアー選びに失敗したくない方や安心感を求める方は、エイチ・アイ・エスとベルトラのツアーを検討してみましょう。
なお、おすすめオプショナルツアー会社については下記の記事でまとめているので、気になる方はぜひ合わせて読んでみてください。
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- ツアー参加、または車チャーターをすればコロンボから日帰りでシーギリヤを訪れることができる。
- シーギリヤの観光拠点となる街は、コロンボ、ネゴンボ(ニゴンボ)、キャンディ。
- 公共交通機関を使ってコロンボからシーギリヤへ向かう場合はバス一択。
- 移動の負担や観光の充実度を考えるとコロンボからシーギリヤへの日帰り観光はオススメしない。
参考文献・注意事項
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