こんな方にオススメの内容！
- 海外旅行の際のインターネット通信環境について詳しくなりたい！
- そもそもAiralo（エアーロ）とは何かを知りたい！
- Airaloの特徴、使い方、口コミ、利用メリット＆デメリットを知りたい！
- eSIM選びで悩んでいる！
- 近々、海外旅行を計画している！
実際に、筆者本人も海外旅行する際はよくAiralo(エアーロ）を利用してます。
実際に使って良い面も改善すべき面も実感しているので、リアルな情報も踏まえて解説します。
Airalo（エアーロ）とは？
Airalo（エアーロ）とは、シンガポールを拠点にするネットサービスAIRGSM社が提供するeSIMです。
国内外旅行におけるインターネット接続方法として主流になりつつあるeSIMで、世界で特に利用者数が多いeSIMとなっています。
【Airalo（エアーロ）の特徴】
- 世界の利用者数500万人以上の実績
- 50カ国以上の言語に対応
- 使いやすい専用アプリ
- GB数や利用国数などプランが豊富
- 24時間サポート
後述の「利用メリット」で改めて解説しますが、Airaloは、利用しやすさ、コスパ、対応国数など、あらゆる面において他のeSIMを圧倒します。
気軽に利用できる上に、コスパが良く、様々な国に対応していることから、短期的な旅行はもちろん、マイナーな国に行くこともある世界一周旅行者にも向いているeSIMと言えます。（対応国は後述）
料金
Airaloの料金は、プランやGB数によって変わってきます。
最安値でUS $4.5から、最も高いプランでUS $42からです。
Airaloの料金はeSIM界では比較的安い方に入ります。
（他社eSIMと比較した料金表については後述）口コミ
Airaloは、数値としての評価は他社eSIMと比較しても高く評価されています。
| Apple Store | 評価4.6 |
|---|---|
| GooglePlay | 評価4.4 |
【ポジティブな口コミの傾向】
- どの国に行ってもインターネット接続ができる安心感
- 料金がリーズナブル
- アプリが見やすく操作が簡単
【ネガティブな口コミの傾向】
- うまくアクティベート（有効化）できないことがある
- サポートセンターの対応が少し悪い
- 稀に自動で契約が更新されることがある
ちなみに筆者本人がAiraloを利用した際は、問題なくアクティベートできましたので、接続する国・地域によって差が生まれるのかもしれません。
使い方・手順
Airalo（エアーロ）を使ってインターネット接続するまでは、大きく5つのステップに分けられます。
- 専用アプリをインストール
- 利用する国・地域を選択
- プランを選択
- eSIMをインストール
- eSIMのアクティベート（有効化）
ただし、今回はeSIMを初めて利用する方にもわかるように伝えたいため、上記の5ステップをより細かくして、実際の操作画面を表示しながら説明していきます。
専用アプリをインストール
Airalo（エアーロ）のeSIMを利用する上で、アプリのインストールは必須です。
「eSIMを選択〜購入〜アクティベート（有効化）」
この一連の流れを行うのは全てアプリ内になります。
（厳密には、購入まではWEBサイト上でも行えるがインストールやアクティベートはできない）
言い方を変えれば、アプリさえインストールしてしまえば、誰でも簡単にeSIM利用をスタートさせることができます。
eSIMの種類を選択
Airalo（エアーロ）には、一般的なローカルeSIMに加えて、他にもいくつかeSIMの種類があります。
| 種類 | 使用可能範囲 |
|---|---|
| ローカルeSIM | 選択した1カ国 |
| リージョナルeSIM | 選択した地域（複数カ国） |
| グローバルeSIM | 世界中（地域を問わない） |
Airaloは対応国数が多いこともあり、利用する国の数によってお得に購入できるeSIMを複数提供しています。
もし、複数国を訪れる場合は、eSIMを訪れる国数分購入するよりも、リージョナルeSIMやグローバルeSIMを購入した方がお得になりますので検討してみましょう。
【訪問国数分のeSIM購入の場合（ローカルeSIM）】
訪問国数：イタリア、フランス、スイス（計3カ国）
US $4.5（1GBプラン ）× 3カ国分 = US $13.5
【地域適用eSIMを購入した場合（リージョナルeSIM）】
訪問国数：イタリア、フランス、スイス（計3カ国）
US $13
利用する国・地域を選択
まず、直前の操作「eSIMの種類を選択」で、リージョナルeSIMやグローバルeSIMを選択した場合は、この手順はスキップになります。
（「通信エリア」をタップして、対応している国を確認）
ローカルeSIMの場合は、自身が訪れる予定の国を選択します。
観光で人気の国に関しては、トップ画面（ストア画面）で表示されているため簡単に見つけられます。
一方、トップに表示されていないような少しマイナーな国に関しては検索をかけることで表示されます。
データプランを選択
利用する国を選択すると、その国で利用できるeSIMのプランが一覧で表示されます。
観光としてメジャーな国であればあるほど、下記のように様々なプランが表示されます。
プランの違いは、主に利用可能GB数と有効期限です。
基本的に利用可能GB数が増えれば有効期限も長くなります。
ただし、有効期限の最長は30日のため、1ヶ月以上利用する場合は2つ以上のeSIMを購入する必要があります。
プラン選択後は詳細が表示されるので、問題なければ「購入」ボタンをタップしましょう。
注意点
詳細ページの一番下に「その他の情報」が記載されています。利用できない地域などが記載されていることがあるので、購入確定する前に必ず目を通しておきましょう。決済方法の選択
購入するeSIMが決まったら、決済方法を選択します。
【対応可能な決済 ※2024年時点】
- Apple Pay（Androidの場合はGoogle Pay）
- クレジットカード
- PayPal
- Alipay
もし、デフォルトで表示されている決済方法以外を選択したい場合は、「変更」ボタンをタップしましょう。
ここがポイント
クレジットカード決済の場合、プロフィールの「保存済みクレジット」から事前にクレジットカード情報を入力しておくと、毎回クレジットカードを入力する手間が省けるため、事前にクレシットカード登録をするのがおすすめです。
各決済方法の必要事項の入力を終えたら「追加」ボタンを押しましょう。
注文完了
注文完了画面に遷移すると、購入したeSINのプランの詳細、選択した支払い情報、料金などが表示されます。
ただし、注文完了画面時点では購入が完了しただけのため、実際にeSIMを使えるようにするためには追加の操作が必要になります。
eSIMのインストール方法にある「eSIMの詳細に進む」ボタンからインストール手順が記載されています。
または、トップ画面下に表示されている「My eSIM」から購入したeSIMの一覧表が表示されるため、そこからインストールできます。
eSIMをインストール
トップ画面の下部「My eSIM」に入ると、購入したeSIMが一覧で表示されます。
インストールしたいeSIMの「詳細」を選択して、「手順を表示」をタップするとeSIMをインストールする手順が表示されます。
なお、手順にはeSIMをインストールする3つの方法が提示されます。
| 方法 | 概要 | おすすめ度 |
|---|---|---|
| ダイレクト | アプリとスマホ設定画面でインストールを進める方法 | ★★ |
| QRコード | スマホに表示されたQRコードを読み込むことでインストールできる方法 | ★★★ |
| 手動 | スマホの設定画面からインストールしたいeSIM情報を手動で入力していく方法 | ★ |
注意点
どの方法を選んでもインストール時は安定したインターネット接続環境が必要になります。現地でインターネット接続が安定している環境が見つかるとは限らないので、なるべく日本にいるときにインストールしておきましょう。- 「eSIMをインストールする」をタップ（完了するまでに数分かかる場合がある）
- 利用するeSIMの名称を設定
- スマホの「モバイル通信」にて追加したeSIMを”主回線”に設定
これでeSIMを利用するための設定がほぼ完了です。
海外だとインターネット接続環境の問題が発生する恐れがあるため、最低限インストール段階までは日本にいるときに済ませておきましょう。
eSIMをアクティベート
最後に、追加したeSIMをアクティベート（有効化）します。
スマホの設定画面の「モバイル通信」にて、主回線に設定した追加eSIMを選択します。
すると、「この回線をオンにする」という表示に「アクティベート中」と表示されます。
数秒（長くて1分ほど）待つと完了します。
改めてアプリ画面に戻って使用予定のeSIMを選択すると、下記のように緑で「アクティブ」と表示されています。
【アクティブになってない場合に試すこと】
- スマホの「モバイル通信」にて一度主回線から外して再度設定
- 誤ったネットワークに接続されていないか確認（「自動」トグルをオフにして対応のネットワークを手動で選択）
- 追加したeSIMの注意事項に記載の”対象外エリア”に該当してないか確認
これでeSIM利用の準備が全て完了しました。
あとは、インターネット接続が必要なときに、使用するeSIMをアクティブにしましょう。
利用メリット
Airalo（エアーロ）を利用するメリットは、大きく分けて下記の7つが挙げられます。
- ほぼ全ての国に対応している
- 料金が安い
- 利用するまでの手順が簡単
- 日本語対応している
- プランが豊富
- デュアルSIMが可能
- 初めて利用する場合は割引特典を受けられる
ほぼ全ての国に対応している
Airaloは、ほぼ全ての国に対応しているeSIMです。
対応国数は200カ国以上と、他のeSIMと比較しても圧倒してます。
もし渡航先のインターネット接続環境が不安な場合は、とりあえずAiraloを選んでおけば間違いありません。
| アジア | 日本、中国、韓国、台湾、香港、モンゴル、ベトナム、ブータン、スリランカ、タイ、パキスタン、クウェート、アフガニスタン、イスラエル、ジョージア、アラブ首長国連邦、インドネシア、カザフスタン、ネパール、シンガポール、サウジアラビア、他 |
|---|---|
| ヨーロッパ | イギリス、フランス、イタリア、スペイン、ベルギー、マルタ、ハンガリー、スロバキア、ジブラルタル、コソボ、ギリシャ、オーストリア、アイスランド、アイルランド、北マケドニア、ルーマニア、ルクセンブルク、モルドバ、他 |
| 北アメリカ | アメリカ合衆国、カナダ、メキシコ、ホンジュラス、プエルトリコ、バハマ、ニカラグア、セントマーチン島、ジャマイカ、セントルシア、キュラソー島、ベリーズ、ハイチ、グレナダ、他 |
| 南アメリカ | ブラジル、アルゼンチン、コロンビア、ペルー、ウルグアイ、チリ、エクアドル、フランス領ギアナ、スリナム、パラグアイ、ベネズエラ、ボリビア、他 |
| アフリカ | チュニジア、エジプト、南アフリカ、タンザニア、マリ、ガボン、モロッコ、コンゴ民主共和国、マダガスカル、ナミビア、レソト、ルワンダ、ガーナ、ボツワナ、コートジボワール、ジンバブエ、マラウイ、ナイジェリア、セネガル、他 |
| オセアニア | オーストラリア、ニュージーランド、パプアニューギニア、トンガ、バヌアツ、ナウル、フィジー、他 |
料金が安い
Airaloは比較的安く利用できることで知られています。
安さを実感するためにも、他の会社が提供しているeSIMと比較してみましょう。
| サービス名 | 利用期限 | 料金 |
|---|---|---|
| Airalo（エアーロ） | 7日間 | 約670円 （実際はUSD表記） |
| きもちeSIM | 7日間 | 約560円 |
| Ubigi（ユビジ） | 7日間 | 約600円 （実際はUSD表記） |
| Nomad SIM | 30日間 ※7日間無し | 約1,300円 |
| Glocal eSIM | 7日間 | 約3,000円 |
| Holafly（オラフライ） | 7日間 | 約3,400円 |
eSIMによってはGB無制限プランがあったり、最低購入GB数に1GBが無かったりばらつきがあるため、一概にAiraloが最も安いとは言えません。
（料金に”約”と記しているのは、円換算や1GBあたりの料金を算出し直しているため）
しかし、仮に7日間1GBを利用した場合だと、AiraloはeSIM界では比較的安く利用できることがわかります。
さらに、前述の「eSIMの種類を選択」でも解説したように、訪問国数が多い場合は、リージョナルeSIMやグローバルeSIMを利用することでよりお得にeSIMを使用することもできます。
期間によっては半額セールなどかなりお買い得なケースもあります。
ただし、常にインターネット接続をしたい方は、GB無制限プランを導入している他のeSIMの購入を検討した方が良いかもしれません。
利用するまでの手順が簡単
Airaloは、現地で利用するまでの手順が非常に簡単なため、eSIM利用初心者でも使いやすいeSIMです。
前述の「使い方・手順」で説明したように、Airaloを利用するまでのステップは大きく分けてわずか5つです。
- 専用アプリをインストール
- 利用する国・地域を選択
- プランを選択
- eSIMをインストール
- eSIMのアクティベート（有効化）
また、実際に現地でインターネット接続をする際も、スマホの設定画面から対象のeSIMを選択するだけなので、利用したいタイミングですぐに切り替えることができます。
日本語対応している
Airaloは全世界で利用されていることもあり、購入までの操作やお問い合わせが日本語対応してます。
つまり、英語が苦手な方であっても簡単に購入やトラブル解決をすることができるのです。
もちろん日本語以外の多くの言語にも対応しているため、海外の友人などにもオススメしやすいです。
プランが豊富
Airaloはプランの組み合わせが非常に豊富です。
前述の「使い方・手順」でも紹介したように、eSIMの種類に加え、選択した国によってはGB数や利用期限などを自分の目的に合わせて購入することができます。
| アメリカのeSIMを購入する場合（2024年時点） | |
|---|---|
| ローカルeSIM （1カ国対応） | 1GB/7日間、2GB/15日間、3GB/30日間、5GB/30日間、10GB/30日間、20GB/30日間 |
| リージョナルeSIM （地域対応） | 1GB/7日間、2GB/15日間、3GB/30日間、5GB/30日間、10GB/30日間 |
| グローバルeSIM （全世界対応） | 1GB/7日間、2GB/15日間、3GB/30日間、5GB/30日間、10GB/30日間、20GB/30日間 |
このように、必要GB数や利用期間や予算に応じて、必要最低限のプランを選択できるのです。
デュアルSIMが可能
用語メモ
デュアルSIMとは、1台のスマホに対して2つのSIMカードを利用することができる形態。近年の大手キャリアのスマホはデュアルSIM対応のものが多い。AiraloはデュアルSIMが可能です。
各会社が提供するeSIMによっては、デュアルSIMができず、普段利用しているeSIM（またはSIMカード）の非有効化をする手続きが必要になる場合があります。
一方で、Airaloであれば普段利用しているSIMをそのまま使いつつ、一時的に複数のSIMを利用することが可能なのです。
初めて利用する場合は割引特典を受けられる
なんと、Airaloを初めて利用する方はお得な割引特典を受けることができるのです。
割引特典を受けるためには、初回利用時に「紹介プログラム」による紹介コードを入力する必要があります。
決済をする際に紹介コードを入力することで、初回購入時のみ3USD割り引かれます。
| 紹介コード | OOFQCK5578 |
|---|
ちなみに、紹介した側も3USDを獲得することができるので、もしAiraloを利用してみて気に入った場合は、次は自分自身が知人に紹介してみましょう。
利用デメリット
一方、Airalo（エアーロ）を利用するデメリットは、大きく分けて下記の3つが挙げられます。
- サポートセンターの対応に賛否がある
- データ利用に制限がある
- 同じ国でも使えない地域がある
サポートセンターの対応に賛否がある
口コミを見ると、Airaloのサポートセンターの対応について言及しているものがよく見られます。
このように、サポートセンターの対応が良くない現状があるようです。
（もちろん丁寧に対応してくれたというポジティブなコメントも多く見られます）
eSIMは、必ずしも問題なくすぐにインターネット接続ができるとは限りません（どのeSIMに対しても共通して言えること）。
そして、接続問題が発生した場合はサポートセンターに問い合わせることもあるため、多くの方に関係してくるデメリットになります。
とはいえ
”24時間サポート”
”日本語による問い合わせが可能”
このようにサポート体制はしっかり整っているため、サポート体制が整備されていないサービスと比べたら圧倒的に安心して利用できるサービスと捉えることもできるでしょう。
データ利用に制限がある
残念ながら、Airaloはデータを無制限で利用できるプランがありません（2024年時点）。
基本的には、事前に利用するGB数が指定されたプランを契約します。
つまり、契約プランのGB数が上限に達した場合は、あらためてプランを契約する手間がかかってしまうのです。
前述の利用メリットの「料金が安い」で共有したように、他社であればGB無制限プランを導入しています。
もし頻繁にインターネット接続をする方であれば、AiraloのようなGB数指定のプランよりも、無制限プランの方が何度も契約する手間を省けて使いやすいです。
なお、無制限プランを導入しているeSIMは下記の各社になりますので、ご希望の方は一度確認してみてください。
同じ国でも使えない地域がある
Airaloはほぼ全ての国に対応していますが、例外的にその国の中でも利用できない地域があります。
前述の「データプランを選択」の注意点でも少し触れたように、各プラン選択時の注意事項に注目すると、利用できない可能性のある地域名が具体的に記されています。
そして残念なことに、利用できない地域に観光地として人気のエリアが含まれているケースも少なくはありません。
もちろん、他社のeSIMでも同様なことが起こる可能性があるため、一概にAiraloだけのデメリットとは言えません。
もし訪れる地域が具体的に決まっている場合は、プラン契約前に必ず対象外エリアには目を通しておきましょう。
まとめ
- Airalo（エアーロ）とは世界に500万人以上の利用者を抱えるシンガポールを拠点にするネットサービス。
- 専用アプリを使って5ステップで利用できる。
- 200以上の国・地域に対応している。
- 他社eSIMと比べても安く利用できる。
- 使い方がシンプルで機会操作に不慣れな方でも簡単に契約できる。
- 操作画面や問い合わせが日本語対応している。
- プランが豊富で最適なeSIMを契約できる。
- デュアルSIMが可能なため普段利用しているスマホをそのまま使える。
- サポートセンターの対応に賛否がある。
- データ利用に制限がある。
- 同じ国でも使えない地域がある。
参考文献・注意事項
- 当記事は100％正しい内容を保証するものではありません。一部誤った記載が存在する可能性があることをあらかじめご了承ください。