こんな方にオススメの内容!
- なぜ「ヨセミテ国立公園」が世界遺産に登録されたのか理由が気になる!
- ヨセミテの美しい自然が誕生した歴史を知りたい!
- 教養として世界遺産に関する知識を身につけたい!
- 世界遺産検定の受験を考えている!
- アメリカへの旅行を考えている!
遺産ポイント
- 今もなお美しいヨセミテの自然が見られるのは「ジョン・ミューア」のおかげ!
- ヨセミテの美しい自然景観は氷河活動によって作り上げられた!
- ジャイアントセコイアが群生する国立公園としても有名!
「ヨセミテ国立公園」のプロフィール
登録名称 | ヨセミテ国立公園 |
---|---|
登録年 | 1984年 |
所在国 | アメリカ |
登録ジャンル | 自然遺産 |
登録基準 | (vii)(viii) |
備考 | アメリカで2番目の国立公園 |
そもそも「ヨセミテ国立公園」とは?
ヨセミテ国立公園とは、アメリカ・カリフォルニア州の東部に連なるシエラネバダ山脈に位置し、氷河がつくり出した美しい景色を楽しめる広大な国立公園です。
同じくアメリカにあるイエローストーン国立公園に続いて、アメリカで2番目の国立公園に指定されました(1890年に指定)。
つまり、厳重に保護するほど価値のある手付かずで美しい自然が残っているということです!
ヨセミテ国立公園の特徴は下記2点になります。
- 氷河期(約70万年前)に作られたダイナミックな地形
- 自然保護活動の聖地
ヨセミテ国立公園内で見られる独特な地形の多くが、何万年前の氷河活動によってできあがったものです。
つまり、ヨセミテの地形を見ることで、氷河期時代の原風景を見ることができるのです!
またヨセミテは、数多くあるアメリカの国立公園の中でも国立公園に指定されたのが早く、長年保護されてきた歴史があります。
そのため、”自然保護活動の聖地”とも言われているのです!
(保護活動の詳細に関しては、後述の「ヨセミテ国立公園の問題点と自然保護対策」で解説します)
積極的に自然保護活動が行われた結果美しい自然が残っていることもあり、国内外から年間約400万人が訪れるアメリカ屈指の人気国立公園となっています。
ヨセミテ国立公園の発見&歴史
国立公園内には無数の「レッドウッド」がそびえている
19世紀半ば(約170年前) | アメリカ先住民を追跡していた騎兵隊(馬に乗って戦う兵士)がたまたまヨセミテの自然を発見する。 |
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1855年 | アメリカ人実業家と画家が旅行でヨセミテを訪れる。この2人の訪問以降、宿泊施設などの観光施設が整い始めていく。 |
1864年 | 州立公園に指定される。 |
1890年 | アメリカではイエローストーン国立公園に次ぐ2番目の国立公園に指定される。 |
1984年 | 世界自然遺産に登録される。 |
ヨセミテ国立公園の美しい自然が人間によって発見されたのは、19世紀に入ってからとされています。
この当時ヨセミテのあるカリフォルニア州は、ゴールドラッシュと呼ばれる金の採掘が盛んに行われていた時代でした。
そのため、カリフォルニア州にはヨーロッパを中心に白人が多く入ってきました。
つまりアメリカに人の流入が増えたことで、未開の自然の地にも人が足を踏み入ることになり、ついにヨセミテの自然が発見されたということです!
しかし、ヨセミテへの人の出入りが多くなったことで自然環境の破壊が懸念され始めました。
そのため自然保護のために、州立公園や国立公園に指定して、法律によって強制的に保護することになったのです。
このようにヨセミテでは、積極的な自然保護が続けられていった歴史があります。
積極的な自然保護が続けられている背景から、ヨセミテは”自然保護活動の聖地”と呼ばれているのです!
なかでも、ヨセミテの保護に尽力を注いだ有名な人物がいます。
スコットランド出身の地質学者「ジョン・ミューア」です!
ヨセミテの救世主「ジョン・ミューア」とは
国立公園内には「トレイル」と呼ばれる遊歩道がいくつも整備されている
彼を一言で紹介すると下記になります。
ヨセミテの自然を開拓や開発から守った救世主
ゴールドラッシュなどによって人口が急激に増えたカリフォルニアでは、ヨセミテのあるシエラネバダ山脈の自然に目をつけました。
そしてこの山脈付近の森や水を確保するための開拓や、ダム建設などの大規模な開発案が出されるようになったのです。
この危機を察したミューアは、開発を止めるよう説得し始めました!
ミューアは執筆、公演などを通して、ヨセミテの自然保護の重要性を訴え続けました。
そんな彼の自然保護に対する情熱に心を動かされた当時のアメリカ大統領「セオドア・ルーズベルト」は、ヨセミテを国立公園に指定して保護を強化する方針へと舵を切ったのです!
つまり、現在でもヨセミテの美しい自然景観が見られるのは、ジョン・ミューアの自然保護活動のおかげと言っても過言ではないのです!
ちなみにミューアの保護活動を称えて、現在国立公園内には「ジョン・ミューア・トレイル」と名付けられた遊歩道が整備されています。
世界遺産登録理由
冬のヨセミテ国立公園
前述の「そもそもヨセミテ国立公園とは」でも触れたように、ヨセミテ国立公園の最大の特徴とも言える「氷河」こそ、世界遺産に登録された要因と言っても過言ではありません。
その氷河によって作られた自然が豊かな緑を生み、その緑を求めて多くの動植物が生息しています。
また氷河以外にも、ヨセミテならではの自然景観をいたるところで見ることができます。
そのヨセミテの特徴的な自然景観を含めて、世界遺産に登録された理由を2つに分けて紹介します。
理由1:美しい自然景観と豊富な動植物
アメリカの国鳥「ハクトウワシ」を見ることができる
言うまでもなく、ヨセミテの美しい自然景観は世界遺産に登録された理由の一つです。
前述の「ヨセミテの救世主「ジョン・ミューア」とは」でも触れたように、ミューアの自然保護活動がヨセミテの自然遺産登録のきっかけとなったと言っても過言ではありません。
さらに国立公園の総面積の約95%は、「ウィルダネス」と言われる手付かずの自然が残っているエリアです。
つまり、国立公園のほとんどのエリアが、いまだに人の手が加わっていない古来の自然環境が残っている地域なのです!
ウィルダネスの考えを採用して保護している国立公園では、基本的に自然に起きたこと(山火事など)は人の手を加えずにそのままにしています。
これは国立公園第一号である、「イエローストーン国立公園」でも取り入れられている考えです。
合わせて読みたい!【イエローストーン国立公園 | 世界遺産登録第一号!】世界初の国立公園の誕生秘話と大自然の魅力を解説!さらにヨセミテの美しい自然や豊かな緑に誘われて、多種多様な動植物も生息しています。
- アメリカグマ、ミュールジカなど約80種の哺乳類
- ハクトウワシ(アメリカの国鳥)など約250種の鳥類
- ヨセミテ名物「ジャイアントセコイア」など約40種の樹木
特にヨセミテの植物の豊富さは有名です。
ヨセミテの標高は、600〜4000mと差が非常に大きいのが特徴です。
つまり、標高600mに生育する植物から、4000mに生育する植物まで観察することができるのです!
理由2:氷河が作り上げた自然の力
夏季は多くの観光客が川での水遊びを楽しんでいる
ヨセミテ国立公園の美しい自然景観は、氷河が作り上げたと言っても過言ではありません。
そして、ヨセミテには氷河が作り上げた独特な景観がいくつもあります。
この独特な景観は、ヨセミテの地形が作り上げられた歴史をたどるヒントにもなっているのです!
- ハーフドーム
- エル・キャピタン
- ヨセミテ滝
氷河は硬く鋭い巨大な氷のかたまりです。
その巨大な氷が、比較的柔らかい岩などを削りながら次第に溶けていきます。
氷河期が終わり氷が完全に溶けると、削り取られた岩山などが姿を表すのです。
ヨセミテには「モレーン」と呼ばれる、氷河が削り落とした岩や土砂などが集まって積み重なった地形がいくつもあります。
このように、現在でも氷河が作り上げた地形を様々なエリアで見ることができるのです。
ちなみにヨセミテ付近の氷河期は、今から約1万年前まで続いていたとされています。
氷河が作り上げた美しい自然の歴史を見ることができる点が評価され、世界遺産登録基準の(viii)が認められたのです。
(登録基準の詳細は、こちらの記事で解説してます)
なお、ハーフドームなどの氷河で作り上げられたそれぞれの自然景観は、後述の「ヨセミテ国立公園の見どころ」で詳しく解説します!
ヨセミテ国立公園の見どころ
人気の展望台「トンネル・ビュー」からの眺め
ヨセミテ国立公園の総面積は約3,000km²と広く、とても1日では回りきれません。
この広さは、東京23区の総面積の3倍以上に相当します!
そんな広大な敷地に、いくつもの見どころが点在しています。
例えば、「トンネル・ビュー」というヨセミテ渓谷を一望できる人気展望エリアからは、今回紹介する見どころを良く眺めることができます。
他にも「グレーシャー・ポイント」という、ヨセミテのシンボルである「ハーフドーム」を直近で見られる展望スポットがあったり、氷河の力によってくぼんで水が溜まり誕生した氷河湖が約300も存在してたりと、特徴的な景観がたくさんあります。
そんな見どころたっぷりなヨセミテですが、その中でも特にヨセミテのシンボル的存在になっている見どころをピックアップして紹介します!
ハーフドーム
夕陽に照らされた幻想的な「ハーフ・ドーム」
- 標高約2,700mのヨセミテのシンボル的存在(麓から頂上までの高さは約1,500m)
- ドームのような円形状の形を半分に切り落としたような形に見えることが名前の由来
- ハーフドームを一望できる人気の展望エリアは「グレーシャー・ポイント」
ヨセミテの見どころ = ハーフドーム
このように言われるほど人気、且つ非常に目立つ岩山です。
夕方になると夕陽の光がハーフドームに当たり、幻想的な姿を見ることができます。
また抽選にはなるものの、ハーフドームではロッククライミングを楽しむことができます!
エル・キャピタン
ヨセミテの象徴的な岩の一つ「エル・キャピタン」
- 地球最大の花崗岩の1枚岩(山ではない)
- 1950年代頃からロッククライミングの聖地として人気
ヨセミテ国立公園の西部に位置し、サンフランシスコなどからアクセスする場合は必ず目にするヨセミテのシンボルの一つです。
エル・キャピタンは、花崗岩という比較的硬い岩でできているため、雨風によって浸食されにくく、太古から残り続けている岩を今も見ることができます!
ちなみに世界最大の1枚岩はオーストラリアにある「マウント・オーガスタ」ですが、花崗岩という種類の岩としてはエル・キャピタンが世界一になります。
また前述で紹介した「ハーフドーム」同様に、ロッククライミングが盛んに行われている岩山としても有名です。
ブライダルベール滝
ヨセミテ渓谷から望む「ブライダルベールの滝」
- ヨセミテ渓谷内に流れ落ちている公園内で最も有名で目に止まる滝
- 流れ落ちる水が風によってなびいている姿が花嫁のベール姿に見えることが名前の由来
- 落差は約190m(50階建てのタワーマンションぐらい)
ブライダルベール滝は、ヨセミテ国立公園の観光の中心でもあるヨセミテ渓谷から良く眺めることができます。
5〜6月の時期は滝の水量が多くなり、水が風になびいて多くの霧が発生するため絶好の虹鑑賞シーズンです!
ちなみに落差約740mで3段階に分かれて流れ落ちるヨセミテ滝は、北米大陸最大の滝とされています。
マリポサ・グローブ
巨大な樹木「ジャイアントセコイア」が多く生育するエリア「マリポサ・グローブ」
- 「ジャイアントセコイア」の樹木がいくつもそびえ立つ森
- 最も巨大な木は「グリズリー・ジャイアント」
- 「カリフォルニア・トンネル・ツリー」は幹の部分が人工的に開けられ人が通れるようになっている(もともとは馬車を通すために開けられた)
ヨセミテ国立公園の魅力は、氷河によってつくられた岩山や滝だけではありません。
「ジャイアントセコイア」と呼ばれる、巨大な樹木が生い茂る森も魅力の一つです!
特に「グリズリー・ジャイアント」は、直径約10m、周囲約29m、高さ約63m、樹齢約2,700年とヨセミテで最も大きい木とされています。
この大きさを例えると、東京ディズニーランドのシンデレラ城(51m)よりも10m以上高い木がそびえているイメージです。
ただし観光開発に伴い、過去にはジャイアントセコイアの幹の部分に穴を開けて、馬車が通れる道を作っていました。
このような問題点があるものの、穴が開けられてもなお今も生き続けていることは、ジャイアントセコイアの生命力の強さを感じることができますね。
ヨセミテ国立公園の問題点と自然保護対策
ヨセミテはロッククライミング客でも賑わっている
前述の「ヨセミテ国立公園の発見&歴史」でも解説したように、ヨセミテは19世紀になってから徐々に認知され始めました。
するとヨセミテの美しい自然を見たさに、多くの観光客が訪れるようになったのです。
そう、この観光客の急増こそ、ヨセミテ問題の中心となります。
観光客が急増したことで起きた問題の具体例として、下記などが挙げられます。
- 20世紀までヨセミテに生息していたオオカミ、グリズリー、ビッグホーンが絶滅した。
- 観光名所化させるためにジャイアントセコイアの幹の部分をくり抜いて馬車が通れるようにした(雪の重みに耐えきれず倒れてしまう)。
- 観光客が大量のゴミを持ち込み国立公園が汚れる。
- 自動車が出す排気ガスによって大気が汚染される。
このようにヨセミテには環境問題などが山積みであったため、自然保護を強化する様々な取り組みがされていったのです。
現在でも自然保護活動は行われています。
例えば、大気汚染を抑制するために基本的に自動車やバイクで国立公園内に入ることは禁止されています(厳密には園内を走るシャトルバスの利用が推奨されています)。
また、観光客が国立公園に入る際は手荷物に制限がかけられています。
今ヨセミテ観光が楽しめるのも、これまで環境問題に対して熱心に取り組んできた人々の行動あってのものです。
将来世代にもヨセミテ観光を楽しんでもらえるようにするために、私たちがヨセミテ国立公園を訪れる際は、自然保護に十分配慮した観光をすることを心がけましょう!
本日の確認テスト
(「世界遺産検定」の概要についてはこちらの資料を参考にしてください)
3・4級レベル
ヨセミテの自然保護の中心として活動していた人物名として正しいものはどれか。
- ヨーン・ウツソン
- ハイラム・ビンガム
- マシュー・フリンダース
- ジョン・ミューア
④
答え(タップ)>>2級レベル
氷河によって形成される地形の名称として正しいものはどれか。
- モレーン
- ウィルダネス
- アイスアルジー
- ハンモック
①
答え(タップ)>>1級レベル
『ヨセミテ国立公園』に関する説明として正しいものはどれか。
- 世界最大の樹木「ジャイアントセコイア」を始め多様な植物を見ることができる。
- ラテライトという酸化鉄を含む土地の地盤を氷河が削り落とすため大地が赤褐色に見える部分がいくつもある。
- カナダカワウソやアメリカビーバーなどの減少傾向にあった哺乳類が多く見つかっている。
- 周辺の大都市から出る大量の生活用水によってヨセミテ内を流れる川が汚れ始めている。
①
答え(タップ)>>まとめ
- 氷河活動によって誕生した独特で美しい自然景観が魅力の一つ!
- ジョン・ミューアを中心として古くから自然保護活動が行われていた!
- 国立公園の総面積の約95%は「ウィルダネス」という手付かずの自然が残されている!
- アメリカグマ、ミュールジカ、ハクトウワシなど多様な動物が生息している!
- ジャイアントセコイアなど標高に応じて様々な植物が生育している!
- 「ハーフドーム」「エル・キャピタン」「モレーン」など氷河によってつくられた独特な地形がいくつも見られる!
- 開拓や開発、観光地化などにより自然環境の破壊が懸念された時期があったが改善された!
おまけ:「ヨセミテ国立公園」のプチ観光情報
人気の展望台「グレーシャー・ポイント」からの眺め
最寄りの都市 | サンフランシスコ |
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最寄の空港 | サンフランシスコ国際空港 |
通貨 | USドル |
観光のベストシーズン | 4〜11月(滝の水量が最も多いのは5〜6月) 冬は雪化粧で美しいが雪道によって散策が難しくなる(冬季は通れない道路もある。)。 |
治安 | 良好 |
物価 | 日本より少し高い |
ヨセミテ国立公園は、季節問わず常に世界中の観光客で賑わいを見せています。
そのため駐車場や宿泊施設の確保が困難になるケースもあるので、訪れる際には事前に予約などで対策を取っておきましょう!
また、ヨセミテ国立公園は東京23区の総面積の約3倍と、とてつもなく広い国立公園です。
国立公園全体の観光をするには1週間近くかかります。
仮に有名な観光スポットだけを巡るとしても、2〜3日は必ず必要になってきます。
そのためヨセミテ観光をする場合は、日帰りではなく近くの宿泊施設を予約して観光することが一般的です!
ヨセミテ国立公園までのアクセス
ヨセミテ国立公園の玄関都市となる「サンフランシスコ」
国際空港がある都市に絞ると、ヨセミテ国立公園の最寄り都市はサンフランシスコになります。
そして2022年時点で、日本からサンフランシスコへの直行便は就航しています。
- 羽田・成田・関空 ⇨ サンフランシスコ国際空港(フライト時間:約9時間半)
- その他の空港 ⇨ ソウル(仁川) ⇨ サンフランシスコ国際空港(フライト時間:約13時間)
また、サンフランシスコからヨセミテ国立公園までは、主に下記のアクセス方法が挙げられます。
ツアーバス | ヨセミテの見どころを満遍なく巡れるため、旅行初心者には非常におすすめ。日本人観光客の大半がツアーで訪れている。 |
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アムトラック鉄道 | 旅行上級者向け。「サンフランシスコ – マーセド」間を結ぶ鉄道だが、マーセドからはバスに乗車してさらに移動することになるので、あまり鉄道を使うメリットはない。 |
レンタカー | 国際免許を持っている場合は非常におすすめ。レンタカーのままヨセミテの見どころを回ることができるため、園内の観光が自由にできる。 |
サンフランシスコから国立公園までは、車で約4時間かかります。
決して近いとは言えないので、少なくても1泊2日の旅行になるイメージですね。
ヨセミテ付近には宿泊施設が充実しているので、宿泊施設選びで迷うことはありません。
しかし、5月から夏季にかけてはホテルなどが混みやすいので、必ず事前に予約をしておきましょう!
ヨセミテおすすめホテル①:ザ・マジェスティック・ヨセミテ・ホテル(The Majestic Yosemite Hotel)
○宿泊ポイント
- 1927年オープンの歴史ある老舗ホテル!
- 数多くの世界的に有名なスターが宿泊した!
- ヨセミテ渓谷内に位置するためあらゆる観光スポットへのアクセスが良い!
数あるヨセミテのホテルの中でも、特に長い歴史を持つホテルです。
この歴史が評価されて、1987年には「アメリカ合衆国国定歴史建造物」に指定されているほどです!
ハリウッドスターなども宿泊するほど人気のホテルであるため、予約を取ること自体がなかなか難しいです。
夏季のベストシーズンには、なんと半年前の予約も埋まっていることがあるほどです!
「宿泊できたらラッキー!」
このように考えておくのが良いでしょう。
1泊約7万円(一人当たり約3万5千円)からと少し割高ですが、ヨセミテが誇る歴史あるホテルに宿泊できることを考えると、決して高いとは言い切れませんね。
ヨセミテおすすめホテル②:ヨセミテ・バレー・ロッジ(Yosemite Valley Lodge)
○宿泊ポイント
- 日本の旅行会社もよく利用する人気ホテル!
- ヨセミテ渓谷内に位置するため観光の拠点として最適!
- レストラン、バー、プールなど施設が充実!
ホテル名に「ヨセミテ・バレー」と入っているように、ヨセミテ観光の中心であるヨセミテ渓谷内にある人気ホテルです。
ヨセミテ滝やグレーシャー・ビューなど、ヨセミテを訪れたら必ず行きたい観光スポットへのアクセスが抜群に良いです!
1泊約3万円(一人当たり約1万5千円)からと、前述で紹介した「ザ・マジェスティック・ヨセミテ・ホテル」と比べると比較的安く宿泊できます。
そのため、ファミリーやグループ旅行客などで大変賑わってます。
ただし、「代表者が21歳以上」と宿泊年齢に制限があるため要注意です。
参考文献・注意事項
- 当記事の内容は「世界遺産検定1級公式テキスト<上>」と「世界遺産検定1級公式テキスト<下>」を大いに参考にしています。
- 当記事は100%正しい内容を保証するものではありません。一部誤った記載が存在する可能性があることをあらかじめご了承ください。