こんな方にオススメの内容!
- デリー周辺のおすすめ観光地を知りたい!
- インド旅行に関する情報収集をしたい!
- インド旅行でおすすめのオプショナルツアーを知りたい!
- 近々、インド旅行を計画している!
インドは日本の8倍以上の広大な国土を持ちます。
そのため、”周辺スポット”と言っても数百km離れているケースも珍しくありません。
以上を踏まえて、今回は様々なツアー会社のプランを参考にデリーから
- 日帰り
- 1泊以上
- 2泊以上
上記の3パターンで訪れることができる観光スポットを紹介します。
「デリー」からツアーでどこまで行ける?(陸路の場合)
デリーはインド観光の玄関都市です。
なぜなら、デリーへは日本から直行便が最も多く就航しているインドの都市だからです。
つまり、インド各地の観光地を訪れる場合ほぼ必ずデリーが拠点になります。
インドの首都であるデリーは国内最大規模の空港を有しているため、空路を使えばデリーからインド各地へ訪れることはとても簡単です。
もちろん郊外へ伸びる鉄道網も発達しているため、陸路で移動することもできます。
今回は、デリーを中心として、半径数百kmごとにおすすめの観光地を紹介していきます。
なお、数百kmと聞くと、日本の感覚だと数時間の移動を要する遠い場所、というイメージがあります。
しかしインドの場合、高速鉄道やツアーバスなどを利用すれば、2〜3時間ほどと意外とあっという間に着きます。
なお、今回紹介する観光地は、あくまでも各ツアー会社がよくツアーを催行している都市・地域に絞ってます。
ですので、今回紹介されなかった場所でも、デリーからアクセスの良い観光地はたくさんあるので、あくまでも”おすすめの観光地”という認識で見てみてください。
日帰り
デリー日帰り観光地として人気のあるジャイプールの「アンベール城」
デリーから日帰り観光することができる主な観光地は、以下の通りです。
- アグラ(タージマハル)
- マトゥラー&ブリンダーバン
- ジャイプール
- ファテープルシークリー
- ハリドワール&リシケシ(リシュケーシュ)
なかでも、デリー郊外の観光地として特に人気なのが、タージマハル有するアグラと別名ピンクシティのジャイプールです。
インド観光のハイライトとも言える観光地が、デリーから日帰りで行ける距離にあります。
たとえインド滞在期間が短かったとしても、1日2日ほど時間を作って訪れることを検討してみましょう。
なお、アグラとジャイプールに関しては、”ゴールデントライアングル”という観光ルートで周遊するツアーが多く催行されています。
詳しくは後述してますので、そちらも併せて確認してみてください。
【世界遺産】アグラ(タージマハル)
「インドに来たら必ずアグラは訪れたい」
「インドといえばタージマハルがあるアグラ」
このように言われるほど、アグラはインド観光の王道中の王道です。
白亜の大理石で造られたタージマハルは、インドのみならず、世界の観光地の中でもトップレベルに人気の高い観光スポットです。
さらに、赤色をした巨大な城塞であるアグラ城など、タージマハル以外にも見どころが揃っています。
アグラを訪れる観光客はとても多いため、デリー発のアグラ日帰りツアーは非常に充実しており、ほとんどのツアー会社が取り扱っています。
また、アグラ市内にはホテルなどの観光施設が充実しているため、アグラで宿泊をして、早朝に朝日に照らされる美しいタージマハルを観光するプランもおすすめです。
(タージマハル朝日鑑賞ツアーの一例はこちら)
マトゥラー&ブリンダーバン
タージマハルのあるアグラの影に隠れてしまっている一方、インドのヒンドゥー教、及び仏教の重要な聖地として知られているのがマトゥラーとブリンダーバンです。
両都市は、アグラから北へ約50km離れたところに位置し、アグラを訪れる際に立ち寄る都市としてツアーに組み込まれることがあります。
マトゥラーはヒンドゥー教7大聖地の一つに数えられ、ヒンドゥー教の神様であるヴィシュヌの化身として知られるクリシュナが誕生した都市として知られてます。
また、ヒンドゥー教だけでなく仏教の影響も受けてきたため、街中には仏教に関する美術品や建物が数多く見られます。
一方で、ブリンダーバンもヒンドゥー教の重要な聖地の一つとして発展してきました。
クリシャン・バララム寺院、ラングジー寺院など、インドを代表する巨大な宗教建築物を多く見ることができます。
アグラを訪れる計画を立てている方は、ぜひヒンドゥー教の聖地にも立ち寄ってみてください。
【世界遺産】ファテープルシークリー
ファテープルシークリーは、アグラから西へ約35km行ったところにある伝説の都です。
伝説と言われる理由は、インドの王朝がファテープルシークリーに都を移した期間がわずか14年間だったからです。
そのかつての都は、宮廷地区とモスク地区の大きく2つのエリアに分けられ、これら2つのエリアに点在する歴史的建造物は世界遺産に登録されています。
もちろんデリーから日帰りで訪れることはできますが、アグラとセットで訪れるツアーが大半で、余裕があればアグラと合わせて1泊以上で訪れるのがベストです。
【世界遺産】ジャイプール
ジャイプールは、前述のタージマハルのあるアグラと並んで、デリー郊外の2大観光都市の一つとして多くの観光客が訪れます。
そのため、デリー発ジャイプールツアーは非常に多くのツアー会社が催行しています。
シティパレス、ハワーマハル(風の宮殿)、ジャンタル・マンタル、水の宮殿(ジャル・マハル)、アンベール城など、挙げればキリがないほど多くの観光スポットにあふれています。
さらに、ジャイプールの市街地はピンク色の外壁を持つ建物が多く点在していることから”ピンクシティ”とも呼ばれ、女性を中心に人気を集めています。
また、ジャイプールは宝石を加工する街として発展した他、インドの伝統衣装サリーなどのお店が多いため、インドでお土産探しをするならジャイプールがおすすめです。
ハリドワール&リシケシュ(リシュケーシュ)
「インドに来たらガンジス川で沐浴したい!」
ガンジス川で沐浴したい方におすすめの街がハリドワールとリシケシュです。
ガンジス川での沐浴と言うと、最も有名な街として挙げられるのがバラナシです(後述)。
ただし、ガンジス川はインドを代表する大河であり、広大で長いガンジス川沿いには沐浴ができる街が数多く点在しています。
なかでも、ハリドワールとリシケシュは沐浴だけだなく、ヨガや瞑想の聖地としても知られています。
そのため、インド中から多くの巡礼者や観光客が訪れます。
一方で、外国人観光客に関してはまだバラナシの方が多いため、バラナシと比べるとハリドワールとリシケシュはあまり観光地化されず、インドの独特な雰囲気を思う存分楽しむことができます。
近年はハリドワールがメディアで取り上げられる機会が増えたため、デリー発のハリドワールツアーは増加傾向にあります。
1泊以上
デリーから飛行機や高速鉄道で訪れることができるヒンドゥー教の聖地バラナシ
デリーから1泊以上の時間をかければ、インドの聖地とも言える街や、インドらしからぬ独特な雰囲気を持つ街などへ訪れることができます。
特に、ガンジス川の沐浴の聖地として知られるバラナシへは、寝台列車や飛行機を利用して訪れることになるため、最低でも1泊は必要です。
バラナシ(ワーラーナシー)
バラナシ(ワーラーナシー)は、インドに興味のある方なら訪れたい街として誰もが挙げるヒンドゥー教の聖地です。
多くの方にとっての目的は、ガンジス川での沐浴です。
ガンジス川沿いには沐浴の聖地と言われる街はたくさんありますが、ヒンドゥー教最大の聖地でもあるバラナシこそ、沐浴の聖地と言っても過言ではありません。
もちろん、自分自身が沐浴をしなくても、川沿いのガートと呼ばれる場所から沐浴をするヒンドゥー教の人々を見ることができます。
また、ガンジス川でボートに乗りながら美しい朝焼けを見る観光も大人気です。
一方で、デリーからだとバナラシは決してアクセスの良い街とは言えません。
自力で訪れる場合は、寝台列車に乗って半日かけて移動する、または飛行機を利用することになります。
とはいえ、バラナシはインドを代表する観光地のため、デリー発からのツアーも数多く組まれています。
ツアーによっては、飛行機などの公共交通機関も含めて販売しているので、ツアーをうまく活用して効率よく安全に訪れてみましょう。
【世界遺産】シムラー
シムラーは、ヒマラヤ山脈近くの山岳地帯に位置する高原都市です。
夏はインド有数の避暑地として、多くのインド人観光客で賑わいを見せます。
シムラーには、インドがイギリスに統治されていた時代のイギリス様式の建築が多く残されており、他のインドの都市とはちょっと違った雰囲気を楽しむことができます。
また、シムラーと隣町のカールカの間には、古くから市民の貴重な移動手段として利用されていた山岳鉄道が走っています。
山岳鉄道は『インドの山岳鉄道群』として世界遺産に登録されており、世界遺産の鉄道に乗車することを目的にする観光客が増えてきています。
アムリトサル
アムリトサルは、隣国パキスタンとの国境近くに位置する都市です。
アムリトサルにはシク教を信仰する人々が多く暮らしており、ヒンドゥー教徒の多いインドの他の地域とは大きく雰囲気が異なります。
国境のアターリーという街では、毎日夕方になると”国境閉鎖式”という、インドとパキスタンの国旗を同時に収納し、夜間の国境を閉鎖するセレモニーが行われます。
このセレモニーを見学するために遠方から観光客が訪れるほどです。
また、アムリトサルの街の中心には、ハリマンディル・サーヒブという黄金に輝く寺院があります。
この寺院はシク教を象徴する建物で、19世紀に入ってから金箔で覆われるようになりました。
特にライトアップされた姿が美しく、近年では日本人観光客も訪れるほど人気が高まっています。
2泊以上
近年日本でも注目を浴びている街ジョードプルのシンボル「メヘラーンガル城」
「インドの本当の面白さを体験するなら長期滞在は必須!」
デリーやアグラといった定番観光地も良いのですが、大きな街や有名な観光地から離れたところにこそインドの面白さが隠れているのです。
とはいえ、インド中を駆け巡るとなると最低でも1カ月は必要になります。
1カ月も時間を作ることが難しい方が大半だと思うので、今回はデリー発で1週間以内のスケジュールで訪れることができる観光地を紹介します。
ランタンボール国立公園(ランサボレア)
ランタンボール国立公園は、人気観光都市ジャイプールから気軽に訪れることができる北インド最大の国立公園です。
園内では多くの野生動物を見ることができ、なかでもベンガルトラの遭遇率はインド国内No1と言われています。
もちろん必ずベンガルトラに会えるわけではないため、可能であれば2〜3日のスケジュールを組めると理想的です。
また、国立公園内にはランタンボール城という約7kmの城壁を持つ巨大な城が建っています。
この城はジャイプール郊外にあるアンベール城などと合わせて、『ラージャスターンの丘陵城塞群』として世界遺産に登録されています。
ランタンボールは、インドの大自然と歴史を両方観光できる魅力的な国立公園なのです。
【世界遺産】ケオラデオ国立公園(ケオラディオ)
ケオラデオ国立公園はインド有数の渡り鳥の生息地として知られており、インドバードウォッチングの聖地として知られています。
野鳥の種類は豊富で、絶滅危惧種に指定されているソデグロヅルやトキ類など、他ではなかなか見られない珍しい種類が生息しています。
このように、珍しい野鳥や保護が行き届いていることから、1985年に世界遺産に登録されました。
また、園内には宿泊施設や飲食店が揃っているため、宿泊して観光客が少ない朝の時間帯にゆっくりバードウォッチングをするプランもおすすめです。
アグラからのアクセスが良いため、アグラを訪れるツアーに1日ケオラデオ国立公園に立ち寄る計画を立ててみてはいかがでしょうか。
ジョードプル(主に周遊プラン)
ジョードプルは、インド旅行に関するSNS投稿でよく取り上げられている街です。
SNSで話題を呼んでいる最大の理由は、街全体が青色に見える美しい光景です。
街が青色に見える要因は、城壁に囲まれた旧市街内の建物の多くが青色で塗られているためです。
青い街並み以外にも、メヘラーンガル砦、ジャスワント・タダ、階段井戸、ウメイド・バワン宮殿など、見どころが尽きないインド有数の観光都市です。
また、ジョードプルには数多くのゲストハウスが点在することでも知られており、国際交流を目的にゲストハウス滞在をしたい方にもおすすめです。
デリーからのアクセスは決して良いとは言えないため、基本的には5日間以上の周遊ツアーに参加することになります。
ただし、周遊ツアーには人気のジャイプールや他の都市も含まれていることが多いため、相対的に見ると非常にお得にジョードプルを訪れることができます。
<主な利用可能ツアー会社>
- Get Your Guide:ツアー詳細
【世界遺産】ウダイプール(主に周遊プラン)
ウダイプールは、ピチョーラー湖など複数の人造湖付近に築かれたインドを代表する古都です。
この人造湖は、貴重な水資源を確保するために造られたもので、ウダイプールの歴史の象徴でもあることから、ウダイプールは別名”湖の町”と呼ばれています。
ウダイプールの主な見どころは、街のシンボルであるピチョーラー湖周辺に点在しており、シティパレスやジャグディーシュ寺院は常に多くの観光客で賑わっています。
また、ウダイプールの北部の郊外には、世界遺産『ラージャスターンの丘陵城塞群』の一つであるクンバルガール城がそびえており、約10km続く長い城壁は圧巻です。
前述のジョードプルと同じく、基本的には5日間以上の周遊ツアーに参加することになります。
特に、ジョードプルと合わせて訪れるツアーが非常に人気です。
おまけ:インド王道観光ルート「ゴールデントライアングル」
「ゴールデントライアングル」は、インド観光で最も人気のあるルートです。
具体的な都市としては、前述の「日帰り」で紹介したアグラとジャイプール、そして本記事の出発拠点としてるデリーの3都市です。
この観光で大人気の3都市を線で結ぶと三角形(トライアングル)に見えることが、ゴールデントライアングルと呼ばれる名前の由来です。
デリー発のゴールデントライアングルを巡るツアーは、ほとんどのツアー会社が取り扱っているほど豊富です。
ツアー会社によって、各都市の滞在日数や周辺の立ち寄りスポットなどが異なるため、自分の目的や予算に合わせるためにも、複数のツアー会社のツアーを見比べるのがおすすめです。
なお、ゴールデントライアングルの詳細については下記の記事で詳しく解説しているので、ぜひ併せて読んでみてください。
合わせて読みたい!【インドの”ゴールデントライアングル”とは?】渡航経験者がおすすめスポット&ツアーも紹介!参考文献・注意事項
- 当記事は100%正しい内容を保証するものではありません。一部誤った記載が存在する可能性があることをあらかじめご了承ください。