こんな方にオススメの内容!
- ケープ半島(喜望峰)の見どころを知りたい!
- アクセス方法やおすすめツアーを知りたい!
- 近々南アフリカ旅行を考えている!
複数ツアーを比較して訪れた筆者の実体験を踏まえて、最も効率よく観光することができる方法や見どころを紹介します。
そもそもケープ半島(喜望峰)とは?
ケープ半島観光のハイライト「喜望峰」の近くにある「ディアスビーチ」
ケープ半島とは、南アフリカ南西部のインド洋と大西洋の境目に位置する半島です。
ケープ半島内の国立公園や保護区は世界遺産に登録されており、ケープ半島を目的に世界中から多くの観光客が押し寄せます。
なかでも、ケープ半島で最も有名なのが喜望峰です。
ポルトガルの航海士が新たな航海ルートを開拓した際に訪れたなど、歴史的に有名な出来事が起こった場所のため
ケープ半島 = 喜望峰
このようなイメージを持って訪れる観光客が多いほどです。
ただ、喜望峰はあくまでもケープ半島の一部にしか過ぎず、ケープ半島は「テーブルマウンテン国立公園」と「ケープポイント自然保護区」を中心に構成されています。
ちなみに、ケープ半島は『ケープ植物区保護地域群』という登録名称で世界遺産に登録されていますが、ケープ半島だけでなく、周辺の海岸沿いや内陸に点在する国立公園など、数ヶ所がまとめて世界遺産に登録されています。
なお、ケープ半島が世界遺産に登録された理由については下記の記事で詳しく解説してますので、気になる方は併せて読んでみてください。
合わせて読みたい!【ケープ植物区保護地域群とは?】世界遺産登録理由&魅力をわかりやすく解説!見どころ
ケープ半島観光の拠点となる街「ケープタウン」の街並み
ケープ半島とその周辺には魅力的なところがたくさんありますが、特に観光客に人気でケープ半島を象徴するスポットは、主に下記の4カ所です。
- 【世界遺産】喜望峰(ケープ・オブ・グッド・ホープ)
- 【世界遺産】ニュー・ケープポイント(灯台)
- ボルダーズビーチ
- 【世界遺産】テーブルマウンテン国立公園
なお、今回対象にするエリアは下記になります。
ケープタウン中心部や内陸の観光スポットは含んでいませんので、あらかじめご了承ください。
【世界遺産】喜望峰(ケープ・オブ・グッド・ホープ)
2024年に喜望峰を訪れた時の様子
- ケープ半島観光のハイライトとも言える大人気スポット
- 喜望峰の緯度経度が示された看板は人気撮影ポイント
- ツアー参加がほぼ必須
ケープ半島観光のハイライト、且つ最も人気なスポットと言っても良いのが、喜望峰(ケープ・オブ・グッド・ホープ)です。
ケープ半島を訪れる観光客のほぼ100%が目的地に設定します。
大西洋やインド洋の大海原を眺められることや美しい植物観察ができることはもちろんですが、なかでも喜望峰で最も有名な撮影スポットが、喜望峰の緯度経度が示された看板です。
緯度経度が示された看板前で記念撮影をする観光客
撮影スポットは常に行列ができるほどの人気ぶりですが、列に並んでいる人に写真撮影をお願いしやすい環境なのが嬉しいポイントでもあります。
また、喜望峰周辺には、「ディアスビーチ」という美しいビーチや喜望峰に次ぐ人気観光スポット「ニュー・ケープポイント(灯台)」へ続く遊歩道もあります。
一方で、喜望峰はケープ半島の最先端に位置し、バスや鉄道などの公共交通機関は通っていないため、ほぼ必ずツアーに参加しなければ訪れることができません。
(後述でおすすめのツアーを紹介)
加えて、お手洗いや飲食店は一切無いため、喜望峰の手間の「ニュー・ケープポイント(灯台)」で済ませておきましょう。
(ニュー・ケープポイントの詳細は後述)
【世界遺産】ニュー・ケープポイント(灯台)
ケーブルカーに乗って気軽に訪れることができる大西洋とインド洋の境目「ニューケープポイント」
- 喜望峰に次ぐ人気観光スポット
- 飲食店やお土産店など観光施設が揃う
- ツアー参加がほぼ必須
ニュー・ケープポイント(灯台)は、喜望峰と同じくケープ半島観光でほとんどの観光客が訪れるスポットです。
ニュー・ケープポイントも喜望峰のように広大な大海原や植物観察などが楽しめます。
その一方で、喜望峰と大きく異なる点があります。
それは、周辺に飲食店やお土産店が揃っていることです。
そもそも、喜望峰やニュー・ケープポイントのあるケープ半島南部には、飲食店などくつろげるスペースはほぼありません。
そんななか、唯一くつろげる場所がニュー・ケープポイントなのです。
【ニュー・ケープポイントくつろぎポイント】
- レストランや売店利用で食事が楽しめる
- お土産店が充実
- お手洗い完備
- ベンチやテラス席など座れるところが多い
このように観光客には嬉しい施設が集まっているため、ほとんどの観光客がニュー・ケープポイントを拠点にケープ半島観光をします。
なお、ニュー・ケープポイントと喜望峰の間には遊歩道が整備されているため、双方を歩いて観光することも可能です(片道約1時間)。
ボルダーズビーチ
ビーチ沿いにたくさんのケープペンギンが姿を現す「ボルダーズビーチ」
- 野生のケープペンギンを間近で見られる
- 近くには飲食店、お土産店、遊泳可能ビーチなど観光施設が充実
- タクシーで訪れる方法も検討の余地あり
ボルダーズビーチは、野生のケープペンギンを間近で見られることで大人気の観光スポットです。
ケープペンギンは、その名の通りケープ半島を含むアフリカ大陸南部でしか見られず、現在は絶滅危惧種に指定されています。
ボルダーズビーチは、そんな貴重なケープペンギンをたくさん見ることができる唯一無二のスポットなのです。
比較的ケープタウンに近いケープ半島の付け根部分に位置しているため、タクシーを利用しても2,000〜3,000円ほどで訪れることができます。
一般的にツアーで訪れる観光客が多いですが、ビーチ周辺には多くの飲食店、お土産店が軒を連ねているため、自分のペースでゆっくり観光したい場合はタクシー利用や車チャーターを検討してみましょう。
【世界遺産】テーブルマウンテン国立公園
海岸に沿って無数のテーブルマウンテンが連なる様子
- 南アフリカの象徴とも言える独特な形の山
- 国立公園内には希少な植物や野生動物が生息
- レンタカーでの観光がおすすめ
テーブルマウンテン国立公園は、山頂がテーブルのような平らな山”テーブルマウンテン”がいくつも連なる世界遺産の国立公園です。
テーブルマウンテンと聞くとケープタウン中心部から眺めることができる山が最も有名ですが、ケープ半島にはさらに壮大で美しい巨大なテーブルマウンテンが点在しています。
前述の「喜望峰」や「ニュー・ケープポイント」と違い、テーブルマウンテン国立公園にはいわゆる撮影スポットとして人気の場所は明確にはありません。
気に入った場所を見つけたら、自分たちで立ち止まる観光することになります。
つまり、レンタカーのような好きな時に好きな場所で観光できるスタイルが最もおすすめです。
アクセス方法
City Sightseeingが主催するケープ半島1日ツアーの様子
ケープ半島へのおすすめアクセス方法としては、主に下記の4つが挙げられます。
アクセス方法 | おすすめ度 |
---|---|
レンタカーで自力で訪れる(詳細後述) | ★★ |
City Sightseeing(シティ・サイトシーング)に参加(詳細後述) | ★★★ |
旅行会社のツアーに参加(詳細後述) | ★★★ |
現地でツアーを予約&参加(詳細後述) | ★ |
大前提として、ケープ半島観光の拠点となる街ケープタウンは、あまり公共交通機関が整っていません。
かろうじて市内中心部に路線バスが張り巡らされてますが、路線バスや鉄道などを乗り継いでケープ半島へアクセスすることはできません。
レンタカーで自力で訪れる(おすすめ度:★★)
【ポジティブポイント】
- 自分の好きなところを好きなタイミングで訪れられる
- 空いてる朝イチを狙える
【ネガティブポイント】
- 国際免許が必要(運転ハードルが上がる)
- ガイド無し
なぜなら、ケープ半島の見どころや絶景ポイントを好きなタイミングで訪れることができるためです。
ケープ半島は人気観光スポットだけでなく、各スポットへ向かう道中にも絶景ポイントがたくさんあります。
ツアーに参加すると、この道中の絶景ポイントを十分に見ることなく通り過ぎてしまいます。
一方、レンタカーであれば
「ここで写真を撮ろう!」
「ここにも立ち寄ってみよう!」
このように気になったスポットを見逃すことなく訪れることができます。
そもそも、ケープ半島はドライブスポットとして世界的に人気です。
また、ケープ半島は南アフリカを代表する大人気観光地です。
喜望峰やニューケープポイントなどは日中は観光客で溢れるため、観光客が少ない朝方に訪れるためにもレンタカーで朝早く出発することを検討してみましょう。
しかし一方で、海外で運転するハードルの高さはもちろん、レンタカー移動の場合は基本的にガイドは同行しません。
つまり、レンタカーで自力で訪れる最大のデメリットは、必ずしも安心安全ではない点です。
ケープ半島の道自体は舗装されているものの、道に迷ったり、道中で危険なエリアに入ってしまったりする可能性があります。
観光の自由度が高い反面、ツアー参加に比べて安心安全面が劣ってしまうことは念頭に置いておきましょう。
(なお、ツアーで訪れる方法の詳細は後述の「旅行会社のツアーに参加」で解説してます)
City Sightseeing(シティ・サイトシーング)に参加(おすすめ度:★★★)
City Sightseeingが主催するケープ半島1日ツアーの様子
【ポジティブポイント】
- コスパが良い
- 定番スポットを効率的に訪れられる
- 追加代金無しで一人参加が可能
【ネガティブポイント】
- ガイド無し
- 英語で予約を進めなければならない
City Sightseeing(シティ・サイトシーング)とは、スペインに本社を置く、観光バスを運営するツアー会社です。
主にヨーロッパや北米でバスを運行してますが、アフリカ大陸の主要都市でも運行しています。
特にケープタウンでは1日に何本ものバスが運行されており、City Sightseeingがケープタウン観光の主要手段として広く認知されています。
City Sightseeingが主催するツアーの最大の魅力はコスパの良さです。
例えば、ケープ半島観光ツアーの場合、喜望峰やボルダーズビーチといった主要スポットを効率よく周ってくれます。
ツアー料金は一人「3,500〜5,000円」という破格。
ちなみに、自由時間はたっぷりあるため、ツアーと言っても基本自由行動です。
さらに、一人参加であっても、他の旅行会社が主催するツアーと違い、一人参加による追加代金がかからないところも嬉しいポイントです。
一方で、City Sightseeingはあくまでも目的地へ行く移動手段であるため(厳密にはバス車内で簡単な説明はあります)、基本的にガイドによる説明を聞いて観光することはできません。
※ただし、ツアーによってはガイド同行あり。
また、City Sightseeingの予約サイトは日本語対応していないため、英語で予約を進める必要があります。
コスパ重視でガイド無しの英語予約でも問題ない方にとっては、City Sightseeingは最良の選択になります。
(City Sightseeingのツアー一覧はこちらから)
旅行会社のツアーに参加(おすすめ度:★★★)
【ポジティブポイント】
- ガイド同行で安心安全(日本語ガイドアレンジも可)
- 定番スポットを効率的に訪れられる
- 日本語で予約を進められる
【ネガティブポイント】
- 自由度が低い
- 一人参加の場合追加代金がかかる可能性がある
ケープ半島観光をする上で最もポピュラーな方法は、旅行会社主催のツアーに参加することです。
旅行会社のツアーに参加する最大のメリットは、ガイド同行のため安心安全に観光できることです。
さらに、前述の「City Sightseeing(シティ・サイトシーング)に参加」と違い、旅行会社のツアーであれば日本語ガイドを指定して参加することもできます。
一方で、旅行会社のツアーに参加すれば他の参加者もいるため、当然のことながら行動の自由度は低くなります。
加えて、旅行会社のツアーに参加すると一人参加の場合は追加代金が余計にかかってしまう可能性が高いです。
(Get Your Guideであれば一人参加による追加代金無しで参加できるツアーを多く揃えています)
少しお金がかかってでも、安心安全とガイドによる充実の観光を求める方には、旅行会社のツアー参加が最もおすすめです。
合わせて読みたい!【Get Your Guide(ゲットユアガイド)とは】特徴・口コミ・利用メリット&デメリットを解説!現地でツアーを予約&参加(おすすめ度:★)
【ポジティブポイント】
- タイミングが合えば最安値で訪れることができる
【ネガティブポイント】
- 希望日時に参加できるとは限らない
- 基本的に英語ガイド
- 催行中止になる可能性がある
事前に日本でツアーを予約しなくても、ケープ半島ツアーは前日や数日前に現地でツアー申し込みをすることもできます。
ケープ半島観光の拠点となる街ケープタウンでは、街中のツアーデスクや多くのホテルのフロントでケープ半島ツアーの販売を行っています。
そのため、たとえ日本で予約を取っていなくても、現地で飛び込み予約も簡単にできてしまいます。
また、現地で申し込みをすると、申し込んだツアー会社によっては日本で申し込むよりも圧倒的に安くツアー参加ができることもあります。
ただ一方で、現地でツアーを申し込もうとすると
「希望の日時が満席で別日じゃないと参加できない…」
「英語でのコミュニケーションが取れなくて予約に苦戦…」
「お客さんが集まらなくて前日にツアー中止の連絡が来た…」
このような予期せぬトラブルに見舞われるリスクがあります。
リスクを承知の上で、1円でも安く自分のペースで参加日を決めたい方は、現地でツアーに申し込むことを検討してみましょう。
参考文献・注意事項
- 当記事は100%正しい内容を保証するものではありません。一部誤った記載が存在する可能性があることをあらかじめご了承ください。