こんな方にオススメの内容!
- ブルゴーニュでワインを堪能したい!
- 近々フランス旅行を計画している!
- ブルゴーニュへのアクセスの詳細を知りたい!
- どこのブドウ畑や農園がおすすめなのかを教えてほしい!
ブルゴーニュとは?
ブルゴーニュの中心都市ディジョンにある「ブルゴーニュ大公宮殿」
ブルゴーニュとは、フランスの中東部に位置する、広大な田園地帯や丘陵地帯が広がるエリアです。
首都のパリからは約250kmのところに位置し、鉄道で最短約1時間30分でアクセスすることができます。
なお、複数の自治体から構成される地域の総称のため、ブルゴーニュという街や州があるわけではありません。
フランスは国内全体にワインの名産地が点在しているワイン大国
ブルゴーニュという名前を世界中に浸透させた最大の要因は、世界有数のワインの産地であることです。
世界最大規模のワイン生産国であるフランスの中でも、特に品質で高評価を受けているのがブルゴーニュのワインです。
なぜ世界有数のワインの名産地になった?
ブルゴーニュが世界有数のワインの名産地になった理由は、大きく分けて以下の3点が挙げられます。
ブドウ栽培に適した気候や土壌に恵まれている | まだらかな起伏が多い地域が広がっていることで、日当たりが抜群に良い。土壌の栄養素や雨量も良く、ブドウ栽培からワイン醸造まで一連して行える環境が整う。 |
高品質なワインが生まれやすい伝統的なブドウ栽培とワイン醸造 | 複数のブドウの品種をブレンドしてワイン醸造をするのではなく、単一の品種のみを用いてワイン醸造を行う。すると、味わいが深く、香りの余韻が長くなり、よりワインを美味しく楽しく飲むことができる。 |
多種多様な個性的なワイン | 他のワイン生産地域と違い、ブルゴーニュでは地域、さらに細かくすると畑の区画単位で領地の持ち主(生産者)、ブドウの品種、醸造方法が異なる。このように細かく生産地域が区切られることで、個性的で多種多様なワインが生まれる。 |
なかでも、畑の区画ごとにワイン生産者が異なり、その生産者がブドウ栽培からワイン醸造までを一貫して行っているドメーヌの比率が高いことがブルゴーニュワイン製造の大きな特徴です。
用語メモ
ドメーヌとは、自分で所有する領地でブドウを栽培し、そのブドウからワイン製造まで一貫して手がける生産者のこと。一方で、ワイン醸造に使うブドウを農家から仕入れ、ワインの醸造や自社ブランドとして販売を行う生産者をネゴシアンと呼ぶ。ブドウ栽培からワイン製造まで一貫して行うことで、他のどの地域にもない個性的なワインが生まれます。
さらに、ブルゴーニュでは赤ワインでよく使われる「ピノ・ノワール」という黒ブドウや、白ワインでよく使われる「シャルドネ」という白ブドウのみを使用してワイン醸造を行っている生産者が多いです。
すると、味わいや香りの余韻が長く残る高級ワインが生まれやすくなります。
そんな個性的で独特な醸造が行われるブルゴーニュで誕生した高級ワインの代表格が「ロマネ・コンティ」です。
このように、ワイン製造の環境や醸造文化が整っていることや、個性的で高級なワインを生産していることが、一大ワイン産地としてブルゴーニュが世界中に知られていった理由です。
また、ブルゴーニュのブドウ畑の景観は世界遺産に登録されているほど美しいことでも知られています。
なぜ世界遺産?
ブルゴーニュのブドウ畑が世界遺産に登録された理由は、主に以下の2点が挙げられます。
- ブドウを栽培する「クリマ」という独特な景観
- 周辺の自然景観に溶け込むようにしてワイン製造が行われた歴史
前述の「なぜ世界有数のワインの名産地になった?」で解説したように、ブルゴーニュのブドウ畑は細かく区画に分けて生産されています。
このブドウ畑の区画のことを「クリマ」と言いいます。
細かく点在するクリマの景観は、他のワイン産地では見られない独特な景観です。
さらに、ブルゴーニュのなだらかな丘陵地帯の自然景観に溶け込むようにしてクリマが広がり、そこで伝統的なブドウ栽培、およびワイン製造が行われている歴史も高く評価されました。
なかでも、クリマの景観が美しく、高品質なワインが製造されている「コート・ド・ニュイ地区」と「コート・ド・ボーヌ地区」のブドウ畑が世界遺産の対象にされています。
ちなみに、ブルゴーニュだけでなく、世界各地のブドウ畑やワイン製造に関する地域も世界遺産登録されていることがあります。
下記の記事で世界遺産登録されたワイン産地をまとめているので、ぜひあわせて読んでみてください。
合わせて読みたい!【世界遺産のワイン産地一覧】登録理由&主な銘柄の特徴をわかりやすく解説!ブルゴーニュ観光情報
ブルゴーニュには、ブドウ畑やワイナリーといったワイン関連の施設から、中世の雰囲気ただよう美しい町など、知られざる見どころが多いです。
パリやモン・サン・ミシェルと比べるとまだ日本人観光客は少ないものの、近年はブルゴーニュを訪れるパッケージツアーやオプショナルツアーが増えてきています(おすすめツアーの詳細は後述)。
用語メモ
パッケージツアーとは、あらかじめ旅行会社が目的地、宿泊地、行程、移動手段などを設定して販売しているツアーを指す。現地でガイドや添乗員が同行するツアーもあれば、基本的に自由行動にしているツアーもある。ブルゴーニュへの行き方&観光拠点
ブルゴーニュ観光の拠点となる街は2つあります。
ディジョン | かつてフランスに存在したブルゴーニュ公国の首都として大きく発展。人口約15万人を抱えるブルゴーニュ最大の都市で、ブルゴーニュ大公宮殿などの見どころはもちろん、多くの飲食店やお土産店、宿泊施設が軒を連ねる。 |
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ボーヌ | ブルゴーニュで特に高品質(特級)なワインが生産されている「コート・ド・ニュイ」と「コート・ド・ボーヌ」の間に位置するワイン観光の中心地。11月に開催されるワイン祭りの舞台になったり、ブルゴーニュワイン博物館などのワイン関連の施設が多いことで知られる。 |
ブドウ畑やワイナリーを巡るツアーのほとんどが、ディジョン、またはボーヌが出発地点に設定されます。
ディジョンとボーヌを目指す際の主な出発地は、パリとリヨンです。
パリ発 | リヨン発 | |||
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日本からの直行便(フライト) | あり | なし | ||
ディジョン | 鉄道 | アクセス | パリ・リヨン駅 → ディジョン・ヴィル駅 | リヨン・パールデュー駅 → ディジョン・ヴィル駅 |
所要時間 | 約1時間40分 | 約1時間40分 | ||
交通費 | 30EUR〜 | 35EUR〜 | ||
バス | アクセス | パリ・ベルシー通り(Quai de Bercy) → ディジョン | リヨン・ペラーショ・バスステーション(Gare Routière de Perrache) → ディジョン | |
所要時間 | 約4時間 | 約2時間30分 | ||
交通費 | 15EUR〜 | 8EUR〜 | ||
ボーヌ | 鉄道 | アクセス | パリ・リヨン駅 → ボーヌ駅(ディジョン経由) | リヨン・パールデュー駅 → ボーヌ駅 |
所要時間 | 約2時間 | 約1時間20分 | ||
交通費 | 50EUR〜 | 30EUR〜 | ||
バス | アクセス | パリ・ベルシー通り(Quai de Bercy) → ボーヌ | リヨン・ペラーショ・バスステーション(Gare Routière de Perrache) → ボーヌ | |
所要時間 | 約4時間 | 約2時間 | ||
交通費 | 20EUR〜 | 10EUR〜 |
どこのブドウ畑やワイナリーを訪れるのがおすすめ?
ブドウ畑やワイナリー訪問において、ブルゴーニュで最も人気の高いエリアは「コート・ドール(黄金の丘)」です。
コート・ドールは、主に「コート・ド・ニュイ」「コート・ド・ボーヌ」という2つの地区の総称として呼ばれることが多く、世界的に有名なブルゴーニュの高級ワインの多くがこの2つの地区で生まれています。
一般的にブルゴーニュのワイン産地は、コート・ド・ニュイとコート・ド・ボーヌの2地区と他の4地区を合わせた計6地区に分けられます。
コート・ドール | コート・ド・ニュイ地区 | 世界最高級ワインとして知られる「ロマネ・コンティ」が生産されている地区。全体の生産の9割がピノ・ノワールという黒ブドウを用いた赤ワイン。 |
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主な銘柄:ロマネ・コンティ、クロ・ド・ヴージョ、ミュジニー、シャンベルタン | ||
拠点の町:ディジョン、ボーヌ | ||
ツアー一例:詳細 | ||
コート・ド・ボーヌ地区 | 白ブドウの代表格であるシャルドネを用いた白ワイン生産がメインで行われている地区。「コルトンシャルルマーニュ」などの世界的に有名な高級白ワインが生産されており、ディジョン、ボーヌどちらからでもアクセスしやすいのが魅力。 | |
主な銘柄:モンラッシェ、コルトンシャルルマーニュ、ムルソー | ||
拠点の町:ディジョン、ボーヌ | ||
ツアー一例:詳細 | ||
シャブリ地区 | 日本でよく目にするシャブリという辛口白ワインや特級に位置付けられる高級な白ワインを中心に生産されている地区。ブドウ畑やワイナリーだけでなく、世界遺産の街ヴェズレーなどの観光地もあるため、ディジョンからの周遊ツアーが人気。 | |
主な銘柄:ヴァンサンドーヴィサ、ルイジャド | ||
拠点の町:ディジョン | ||
ツアー一例:詳細 | ||
コート・シャロネーズ地区 | ブルゴーニュ生まれの「キール(ワインベースのカクテル)」によく使われる白ワイン「アリゴテ」を生産していることで有名な地区。ブルゴーニュの中では比較的手頃な値段で購入できるワインが多い。 | |
主な銘柄:メルキュレ、ブーズロン | ||
拠点の町:ボーヌ | ||
ツアー一例:- | ||
マコネ地区 | ブルゴーニュで生産される白ワインの約1/3を生産する白ワイン好きにはたまらない地区。口当たりの良さが特徴で、”シャルドネの故郷”と呼ばれている。 | |
主な銘柄:ブイィ・フュイッセ、サン・ヴェラン | ||
拠点の町:マコン、ボーヌ | ||
ツアー一例:- | ||
ボジョレー地区 | 日本でも毎年11月に解禁される「ボジョレー」で有名なブルゴーニュ6地区の最南端。ボジョレーヌーヴォーは新酒のため基本的には赤ワインかロゼに限られるが、ボジョレーでは白ワインも堪能することができる。 | |
主な銘柄:シャトー・カンボン、デ・ピエール | ||
拠点の町:リヨン | ||
ツアー一例:詳細 |
一般的に「コート・ドール(黄金の丘)」はコート・ド・ニュイとコード・ド・ボーヌの総称を指す
ワイン生産が盛んなブルゴーニュ6地区は南北縦長に広がっているため、北部から中部にかけてはディジョン、またはボーヌ、南部はリヨンからのアクセスがおすすめです。
ベストシーズン
ブルゴーニュ観光のベストシーズンは、大きく分けて下記の2シーズンに分かれます。
夏(5〜8月) | 世界遺産に登録された、緑生い茂る美しいブドウ畑の景観を楽しむことができる。ただし、6〜8月は日差しが強く気温も上がるため、紫外線対策や熱中症対策が必須。 |
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秋(9〜11月) | 夏のような厳しい暑さがなく、冬のような厳しい寒さもない過ごしやすい気候。ボーヌで開催される「ブルゴーニュワイン祭り」もこの時期に開催される。ただし、8〜9月に多くの農園がブドウの収穫をするため、緑美しいブドウ畑の姿を見ることは難しい。 |
また、夏はフランス全土が観光のハイシーズンになるため、宿泊料金が高騰する傾向があります。
少しでも旅費を節約して訪れたい場合は、夏に比べて宿泊費が安く、気候面でも快適に過ごせる秋がおすすめです。
ワイン以外のおすすめスポット
世界遺産に登録されている「フォントネーのシトー会修道院」
ワインのイメージが強いブルゴーニュですが、ワイン以外にも多くの見どころが集まっています。
かつてブルゴーニュは「ブルゴーニュ公国」という大きな国だったため、その時代に建造された華麗な歴史的建造物や美しい街並みは今でも見ることができるのです。
ディジョン | ブルゴーニュ公国時代に首都として繁栄したブルゴーニュで最も大きな街。ワインツアーの出発拠点になることが多いのに加え、ブルゴーニュ大公宮殿、ノートルダム教会、サンべニーニョ大聖堂など見どころも多い。ワインの他に、エスカルゴやマスタードが名物。 |
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ボーヌ | ブルゴーニュワイン観光の中心である”黄金の丘(コート・ドール)”に最も近い、ブルゴーニュ観光のハイライト。11月にボーヌで開かれるワインのオークションの際は世界中からワイン業者が集まる。小さい街ながら、城壁、ブルゴーニュワイン博物館、オスピス・ド・ボーヌ(所有するブドウ畑からできるワインで運営費がまかなわれている病院)、ワイン市場など見どころが豊富。多くのツアー会社のワインツアーの出発拠点になる。 |
ヴェズレー | 「聖なる丘」という高台に築かれた、中世の雰囲気をとどめる世界遺産の街。古い家屋とロマネスク様式の建物が混在する姿が美しい。辛口白ワインが生産されるシャブリ地区との周遊プランが人気。 |
フォントネーのシトー会修道院 | 質素な生活を望んだ多くの修道士によって建てられた、世界遺産に登録されている創建1118年の現存する最古のシトー会修道院。豪華な装飾などはないが、森の中にひっそりとたたずみ心休まる空気が流れている。この修道院で過ごした修道士によってブドウ栽培が行われ、後にフランスでワイン産業が大きく発展するきっかけとなった。 |
シャトー・デュ・クロ・ド・ヴージョ | かつてシトー会修道院として使われ、現在はワイン造りの道具の博物館になっている。ブルゴーニュ最大のワイン祭り「栄光の3日間」の会場の一部として使われることがあるため、イベントに関連する展示も行われている。ボーヌからバスで40分ほどでアクセスが可能。 |
おすすめツアー会社
ブルゴーニュ観光の醍醐味であるブドウ畑やワイナリーを周る場合は、ツアー利用が必須になります。
ツアー利用が必須である理由は、以下の3点です。
- ブドウ畑やワイナリーは観光拠点の街から少し離れている
- あまり公共交通機関が発展してない
- 事前に許可を得ないと見学できないことが多い
また、ワイン観光となるとワイン専門用語が飛び交うため、フランス語や英語だと理解するのが難しいです。
よりワインについて理解を深めるためにも、日本語ガイド付きツアーを選ぶことをおすすめします。
クラブツーリズム
- ディジョン、ボーヌ以外の街・世界遺産にも立ち寄り
- 添乗員同行の安心で快適な旅
- 周辺国との周遊プランあり
- 自分で交通機関の手配をする必要なし
- ツアーによってはワイナリー訪問がない
- ディジョンやボーヌの滞在時間が短い
- ツアー価格が高め
- ツアー数:〜10件
- ツアー価格:550,000円〜
- 日本語ガイド率:50%
こんな方におすすめ!
添乗員同行で安心・快適な移動&ブルゴーニュ周辺の街や世界遺産にも訪れたい!クラブツーリズムのブルゴーニュツアーの特徴は、添乗員同行で安心&快適に移動しながらワインや街の歴史について知れるところです。
ブルゴーニュ以外のツアーでも、クラブツーリズムの添乗員やガイドは非常に好評で、海外旅行に慣れていない方や英語に自信のない方にはおすすめです。
さらに、ブルゴーニュ周辺の街や世界遺産、さらに隣国ドイツやスイスとの周遊プランも展開しているため、より多くの街や国を訪れたいという欲張りな方は満足することでしょう。
一方で、ブルゴーニュの中心都市であるディジョンやボーヌの滞在時間が短めです。
また、ツアーによってはブドウ畑やワイナリー訪問がない可能性があるので、ツアースケジュールは必ず確認しておきましょう。
ボヤージュアラカルト(Voyages à la carte)
- 現地フランスに構えるツアー会社による新鮮な情報
- ワインに関係する観光地の訪問がメイン
- ワインに詳しい日本語アシスタント同行
- ロマネ・コンティの畑見学あり
- ツアー数が少なめ
- ツアー催行日設定が少なめ
- 知名度が低い
- ツアー数:〜10件
- ツアー価格:20,000円〜
- 日本語ガイド率:90%
こんな方におすすめ!
日本語によるワインの詳しい説明を聞きたい!ワイン関連施設を中心に観光したい!ボヤージュアラカルトは、フランスの首都パリに店舗を構える現地発のツアー会社です。
会社はフランスにあるものの、フランス語や英語ガイドではなく、フランスのワインに詳しい日本語アシスタントが同行してくれるため、語学に自信のない方でも安心して楽しむことができます。
ボヤージュアラカルトのツアーでは、主に「コート・ド・ニュイ地区」「コート・ド・ボーヌ地区」というブルゴーニュワインの花形エリアを中心に訪問します。
また、各ツアーは基本的に専用車移動のため快適です。
各街に到着後はフリータイムが多く設けられているため、街散策も十分に楽しむことができます。
一方で、ツアー数やツアー催行日の設定が少ないため、必ずしも自分の都合に合うツアーが見つかるとは限りません。
もしスケジュールが合わない場合は、一度問い合わせてツアーアレンジを依頼してみるのもおすすめです。
ベルトラ
- 気になるワイナリーを訪問できる
- 世界遺産などの観光スポットも訪問
- 日本語ガイドorアシスタント同行ツアーあり
- 一部パリ発ツアーあり
- ツアー数が少なめ
- 試飲料や入場料が別途必要になる可能性がある
- ツアー数:10〜30件
- ツアー価格:15,000円〜
- 日本語ガイド率:30%
こんな方におすすめ!
複数のワイナリーを訪問しつつ、ワイン以外の観光スポットも巡りたい!ベルトラのブルゴーニュツアーの特徴は、自分が気になるワイナリーを巡って試飲や醸造見学をすることができる点です。
一般的なブルゴーニュのツアーだと、あらかじめ訪問するワイナリーが指定されているケースが多いです。
しかし、ベルトラの場合はツアー参加者が少人数ということもあり、訪れたいワイナリーがあれば希望を出すことができます(ツアー一例)。
ツアー総数の約3割は日本語ガイド同行のため、語学力に自信のない方は日本語ガイドのツアーを中心に見てみましょう。
さらに、ワイン関連施設の訪問だけでなく、世界遺産のヴェズレーやクロ・ド・ヴージョ城といった、ブルゴーニュで人気の観光スポットの訪問もできます。
通常、ブルゴーニュツアーはディジョンやボーヌ発のものが多いですが、ベルトラは一部パリ発のツアーも取り揃えているため、海外での公共交通機関利用に不慣れな方はパリ発のツアーを利用してみましょう(パリ発ツアー一例)。
HIS(エイチ・アイ・エス)※オプショナルツアー
- ブルゴーニュの王道コースを効率よく観光
- ワイナリーを複数訪問
- ほぼ全てのツアーに現地在住日本語ドライバー付き
- ツアー価格が高め
- 「パリ-ブルゴーニュ」間はガイド同行無し
- ツアー数:〜10件
- ツアー価格:50,000円〜
- 日本語ガイド率:90%
こんな方におすすめ!
現地在住日本語ドライバーとブルゴーニュ観光の王道コースを満喫したい!HISのブルゴーニュツアーの特徴は、ブルゴーニュでワイン観光を満喫するための王道コースを取り揃えていることです。
- 人気の「コート・ド・ニュイ」「コート・ド・ボーヌ」を中心にブドウ畑&ワイナリーを見学
- 1箇所ではなく複数のワイナリーを訪問
- ロマネ・コンティなど特級ワインが生産される地区の見学
「ブルゴーニュでブドウ畑やワイナリーを巡りたい。けど、どこに訪れればいいのかわからない」
そんな方はHISのツアーを利用すればブルゴーニュ観光を満喫できること間違いありません。
基本的にツアーには日本語ドライバーが付くため、言語面で不安がある方も安心して参加できます。
一方で、他社に比べてツアー価格が高めに設定されています。
ただし、価格が高い背景には、専用車利用、日本語ドライバー確約、複数のワイナリーを訪問といった、他社ではあまりない充実の内容を提供していることが要因です。
価格よりも内容重視の方にはHISのツアーがおすすめです。
注意
HISのブルゴーニュツアーは、パッケージツアー(航空券、ホテル込み)ではなくオプショナルツアー利用になります。ツアーを探す際は「現地ツアー・レストラン」から検索をかけてください。GetYourGuide(ゲット・ユア・ガイド)
- ワインテイスティング系ツアーが豊富
- ワイン以外の体験ツアーも揃う
- ワイン地区ごとにツアーを催行
- 日本語ガイドツアーが少ない
- ツアー数:50〜100件
- ツアー価格:4,000円〜
- 日本語ガイド率:5%
こんな方におすすめ!
特定のワイン地区やワイナリーで見学&テイスティングを堪能したい!GetYourGuideのブルゴーニュツアーの特徴は、特定のワイン地区や農園に絞ってツアーを催行していることです。
シャトー・ド・ポマールでワインテイスティング | 詳細 |
ヴォーヌ・ロマネ(ロマネ・コンティ)のブドウ園訪問 | 詳細 |
シャブリ:グラン クリュのブドウ畑の訪問 | 詳細 |
また、ただブドウ園を見学したりテイスティングをするだけでなく、ブドウ園周辺をサイクリングしたり、有名なチーズ工房でチーズとワインの両方を堪能するなど、他社ツアーではなかなか体験できないツアーも取り揃えています。
一方で、日本語ガイド同行ツアーの数は少なめです。
ただ、英語ガイドやフランス語ガイドだからこそ人件費を抑えられている面もあるので、ツアー価格重視の方は検討してみてください。
Viator(ビアター)
- ブルゴーニュツアー数が業界最多
- パリ発ツアーを多く取り揃える
- 宿泊プランあり
- ツアー催行中止になるリスクがある
- 日本語ガイドツアーを探すのが大変
- ツアー数:100件〜
- ツアー価格:5,000円〜
- 日本語ガイド率:10%
こんな方におすすめ!
数多くのツアーから自分好みのツアーを探したい!パリからツアーで訪れたい!Viatorのブルゴーニュツアーの特徴は、大きく分けて以下の2点です。
- パリ発ツアーが豊富
- 日帰りだけでなく宿泊プランが豊富
他社が取り扱うブルゴーニュツアーのほとんどが、ブルゴーニュの都市であるディジョン、またはボーヌ発のツアーです。
つまり、パリやリヨンからブルゴーニュの街までは自力でアクセスしなければなりません。
一方で、Viatorのブルゴーニュツアーにはパリ発のツアーが多く揃っています。
現地で自分で公共交通機関の手配をする必要がないため、あまり海外旅行に慣れていない方には非常におすすめです。
さらに、一般的なブルゴーニュツアーのほとんどが日帰りツアーであるのに対し、Viatorでは宿泊ツアーが複数あります。
ブドウ畑やワイナリーを複数訪問、ディジョンやボーヌ以外の街にも訪問など、宿泊ツアーならではの体験ができるのも魅力です(宿泊ツアー一例)。
ただし、あまりにもツアー数が多い影響で利用者が分散することで、催行するためのツアー参加者が集まらず、自分の希望するツアーが催行されないこともあります。
もし、ツアーが無事催行されるか心配な方は、あらかじめ(キャンセルチャージがかかる前まで)複数ツアーの予約を考えておきましょう。
参考文献・注意事項
- 当記事は100%正しい内容を保証するものではありません。一部誤った記載が存在する可能性があることをあらかじめご了承ください。