こんな方にオススメの内容!
- 世界遺産検定を取得するメリット&デメリットを知りたい!
- 世界遺産検定の活かし方の参考を知りたい!
- 世界遺産検定を受験しようか悩んでるため背中を押してほしい!
ポイント
- 世界遺産検定の取得メリットを活かせるかどうかは自分次第!
- 必ず誰にでも共通するメリットは存在しない!
- 世界遺産の知識は人生をより豊かにさせる可能性を秘めている!
結論:人によってメリットを感じられるかは変わる
結論が少々曖昧な表現になってしまいましたが、正直このような言い方でしか表現が難しいのが事実ですね。
人によっては世界遺産検定を取得することにあまりメリットを感じられないこともありますし、一方で大きなメリットと感じられる人もいます。
このように感じ方が大きく変わる理由は、世界遺産検定を取得する目的や活用法が明確に決まっているかどうかです!
ネットで
「世界遺産検定 取得メリット」
このように検索すればいくつかヒットすると思います。
ただこういった記事に書かれているメリットは、必ずしも万人に共通して言えるメリットとは限りません。
例えば、パクチー好きな人にとってはパクチーを食べることで幸福感を得られるためメリットと言えるでしょう。
しかし一方でパクチー嫌いの人からすれば、どんなに栄養価が高かったとしても、パクチーを食べることでストレスが溜まってむしろ逆効果になることも考えられます。
上記を踏まえて当記事ではメリットを5つ紹介しますが、必ずしも誰にでも共通して言えるメリットとは限らないということをあらかじめ認識しておいてください。
また、同時にデメリットについても少し触れますが、こちらも同様にデメリットと感じるかどうかはみなさん次第ですね。
世界遺産検定を取得するメリット5選
”美しい広場”という意味も持つモスクワ都心部に広がる「赤の広場」
世界遺産検定を取得するメリットは、主に下記の状況によって大きく変わってきます。
- どの級を取得するか。
- 旅行好きかどうか。
- 世界遺産検定を仕事や学業に活かしたいのか。
- 旅行関連のメディアやSNSアカウントを持っているか。
例えば、下記のような方には世界遺産検定を取得するメリットは非常に大きいと考えられますね!
「旅行好きで、これから大学受験を控えていて、旅行に関するInstagramアカウントを持っていて、1級の取得を目指している!」
一方で下記のような方は、世界遺産検定を取得するメリットはあまりないと考えられます。
「旅行が好きというわけでもなく、特に仕事に活かしたいという目的もないが、とりあえず興味本位に4級を受験してみる。」
この後、世界遺産検定を取得するメリットを5つ紹介しますが、前者であれば紹介するメリットの多くに該当するため受験する価値は大いにあると思います。
施設やサービスの利用がお得になる
最もわかりやすい世界遺産検定取得のメリットと言ってもいいのが、関連する施設やサービスの利用がお得になる点ですね!
具体的に世界遺産検定を持っている方は、下記の施設で割引やサービスが適用されます。
施設・企業名 | 特典内容 |
---|---|
史跡足利学校(栃木県) | 施設の参観料の割引(大人:420円 ⇨ 340円、高校生:210円 ⇨ 170円) |
毎日エデュケーション | 中国・台湾の短期留学プログラムである「社会人集中講座」の旅行代金の割引(3,000円引き) |
東武ワールドスクウェア(栃木県) | 入園料の割引(大人:2,500円 ⇨ 2,000円、小人:1,200円 ⇨ 1,000円) |
平等院鳳凰堂(京都府) | 受付にて記念品の贈呈 |
ものによっては数十円単位の割引ではありますが、安くなる分に越したことはないですよね!
大学受験や就活で優遇措置を受けれる
受験する大学や入社を希望する企業によっては、世界遺産検定を取得することで優遇措置を受けられるケースがあります。
2022年時点では、具体的に下記の大学や企業で優遇措置を実施しています(基本的には2級以上です)。
大学 | |
---|---|
流通経済大学(経済学部・社会学部など) | 学科試験の免除 |
東洋学園大学(全ての学部) | 受験合格判定の優遇 |
文京学院大学(人間学部) | 出願条件の緩和 |
拓殖大学(全ての学部) | 点数が加点される場合あり |
企業 | |
JTB | 世界遺産検定を社内の推奨資格としているため面接時などでアピールポイントにできる。 |
日本旅行 | |
阪急交通社 |
ただここで注意をしなければならない点が2つあります。
- あくまでも”優遇”であるため合格や内定を保証するものではない。
- 今後優遇措置が縮小される懸念がある。
世界遺産検定を持っているからといって、必ずしも受験に合格できたり、企業から内定をもらえるわけではありません。
あくまでも”武器の一つ”と考えておくことがいいでしょう。
また日本の世界遺産の登録件数の増加やSNSなどの普及に伴い、世界遺産検定を受験する人口が年々増えてきています。
つまり、世界遺産検定を持っていることは決して珍しいことではなくなってきているということです!
今後は世界遺産検定のある無しで優劣をつけることが難しくなってくることも考えられるため、必然的に優遇措置をする大学や企業も減ってくる可能性は十分に考えられます。
とは言っても、世界遺産検定を持っているに越したことはないので、これらの注意点を踏まえても取得を目指すことはプラスに働くでしょう。
影響力を持ちやすくなる
こちらのメリットは、特に旅行系のメディアやSNSアカウントを持っている人向けのメリットになります。
ここで1つ具体例を挙げて考察していきましょう。
とあるSNSで旅行系の発信をしているアカウントが2つあったとします。それぞれのプロフィールを見て、あなたなら下記の2つのどちらのアカウントの情報を見たいと思いますか?(投稿者の容姿・年齢・性別は考えないものとする)
- 「旅行が大好き!私が訪れた旅先の情報を発信中!」
- 「世界の観光スポットを世界遺産検定1級取得者の私がわかりやすく紹介します!」
これは”世界遺産検定1級取得”というワードが閲覧者へ信頼を与えているからです!
心理学的に言うと、閲覧者は「権威性」に魅了されたのです。
もしあなたが
「SNSのフォロワーを増やしたい!」
「ブログの集客力を上げたい!」
このように考えているのであれば、世界遺産検定を取得して権威性を使うことは大きな武器になるでしょう。
ちなみに今回紹介した「権威性」を含め、影響力の威力に関する内容を記したマーケティング書籍としてこちらの書籍は非常にオススメです。
今自分がしている仕事にも大いに活かせるので、よければ手に取って読んでみてください!
活躍の場を広げる武器の一つになる
こちらのメリットは、前述までで紹介してきた”具体的に目に見えるメリット”とは違い、”社会的に活躍できるチャンスを得られる”といった側面のメリットになりますね。
そもそもまず大前提として、今回の世界遺産に限らず知識を持つことのメリットは大きく分けて下記の2点に分けられると個人的には考えています。
- 持っている知識を参考材料にして最良の選択をすることができる!
- 知識を活かして人により良い情報を提供できる!
持っている知識を参考材料にして最良の選択をすることができる
たとえば現在、海外支店の立ち上げを考えているとします。
この時に、「治安面」「経済活動の状況」「将来性」、これらを判断基準とした場合、世界遺産をもとに下記のように考えることが可能です(一例)。
治安面 | この国にある世界遺産は治安悪化が原因で危機遺産登録の件数が増えてきている。 |
---|---|
経済活動の状況 | この国は拠出金の支払いが数年間滞っているため、決して経済的にも安定しているとは言い切れないと考えられる。 |
将来性 | 観光産業に対する労働者人口が年々減ってきているため、投資価値としてはあまりなさそう。 |
「なんかちょっとこじつけ感があるような(苦笑)」
このような声が聞こえてきそうですね(笑)
もちろん、あくまでも世界遺産という視点は参考材料の一つに過ぎません。
ただ世界遺産の知識があることによって、新しい視点を持って物事を考えることができるようになっていることは事実です。
知識を活かして人により良い情報を提供できる
たとえば友人から下記のように尋ねられたとします。
「日本から比較的近くて美しい自然と街並みが堪能できる海外に行きたい!」
この時もし世界遺産の知識がなかったとしたら、おそらく下記の項目を中心に情報提供することになるでしょう。
国、都市、時差、航空事情、自分の経験、他
一方で、もし上記の情報源に「世界遺産」が加わったとしたら
観光情報、世界平和(治安)
このように新しい切り口が加わり、より良い情報の提供に繋がります!
さらに誰でもイメージがしすいように「ダイエット」で例えるなら、筋トレでダイエット経験のある人と、食生活の改善でダイエット経験のある人と、筋トレと食生活の改善の両方でダイエット経験のある人とでは、3番目の人の方がより良い情報を厳選して提供してくれそうですよね。
このように持っている知識量が多いと比例して提供できる情報量も多くなるため、相手を満足させることに繋がります。
これまで以上に旅行を充実させられる
こちらのメリットは言うまでもないですよね!
世界遺産の知識が増えれば必然的に旅行に関する情報も増えるので、これまで以上に充実した旅行プランを考えることができます!
例えば、これまでの旅先選択の基準として「料理」「日本からの距離」「物価」「治安」があったとします。
この項目に「世界遺産」が入ったとしたら、旅先を決める切り口がさらに広がることになりますよね。
さらに世界遺産を知ることで、一緒に旅行する人に喜んでもらえる機会を作ることも可能です!
一番わかりやすい例を挙げるなら
「旅先で訪れた街の歴史や自然の解説をガイドの代わりに自分がしてあげる」
とかですかね。
こうすることで同行者に喜んでもらえますし、何より喜んでもらえたという事実が嬉しいですよね!
もしあなたが大切な人を「旅行に連れて行ってあげたい」と考えているのであれば、世界遺産を学ぶ価値は十分にあると思います!
世界遺産検定を取得するデメリット2選
コロラド川が長年にわたって岩肌を削りつくりあげた大渓谷「グランドキャニオン国立公園」
何をするにも、メリットだけでなくデメリットも理解した上で行動するかどうかを決めることは大切です。
今回挙げる2つのデメリットを理解した上で、世界遺産検定を受験するかどうかを判断してみてください!
ちなみに大前提として、今回挙げる2つのデメリットは主に1級以上を取得する場合になります。
ですので2〜4級の受験を考えている方からすると、決してデメリットとは言えない可能性があるのでご注意ください。
比較的受講料が高い
まずは下記の表をご覧ください。
税理士資格 | 1科目:4,000円 5科目:10,000円 |
---|---|
TOEIC | 7,810円 |
簿記検定1級 | 7,850円 |
世界遺産検定1級 | 9,900円 |
世界遺産検定マイスター | 19,400円 |
※2021年時点。
ジャンルは違うものの、世界遺産検定と同様に国内で人気の高い資格・検定の受験料との比較表です。
この表を見ても分かる通り、世界遺産検定の受験料が他の資格・検定と比べても高い部類に入ることがわかるかと思います。
もちろんこの金額が高いと感じるか別に高いと感じないかは人、それぞれの金銭感覚によって変わります。
とはいえ、他の資格・検定よりも世界遺産検定の受験料が割高に見えてしまうことは事実ですよね。
ただ、そもそも受講料だけに着目して受講判断をすること自体がナンセンスです!
たとえ受講料が高くても、その資格・検定を取得することで目的が達成するのであれば、一概にも料金で全てを判断することはできませんからね。
学習コストが少し高め
正直な話、2〜4級までであれば学校の試験勉強ぐらいの学習量でも合格することは可能です。
しかし、1級やマイスターレベルとなると隙間時間での勉強ぐらいの学習量では合格はかなり厳しいでしょう。
前述の「世界遺産検定を取得するメリット5選」でも触れましたが、世界遺産検定取得の効力が目に見えて発揮される級のレベルは1級やマイスターです。
2〜4級レベルだとそこまで効力を実感することは難しいため、1級やマイスターを取得できるぐらいの学習量をこなすことが必要になってくるわけです。
なので趣味感覚ならまだしも、仕事等に役立てたいのであれば必然的に1級以上を目指すことになります。
しかし冷静に考えて(こんなこと言ったら世界遺産検定事務局に怒られそうですが、苦笑)、世界遺産検定1級以上の取得を目指す学習量があればその学習量をTOEICや簿記などの明らかに仕事や日常生活で活かせる資格・検定取得に当てた方が将来的に役立つと個人的には思いますね(笑)
特に明確な取得目的が無い方であれば、なおさら世界遺産検定の学習を他の実用的な資格・検定への学習時間に当てた方がメリットはさらに大きくなると思います!
とは言っても
「他に取得したい・興味のある資格・検定がない」
「世界遺産検定を取得すること自体が目的で、持っていることで自分の欲求が満たされる」
このように考えている方であれば試しに世界遺産検定にトライしてみることもいいでしょう!
まとめ
- 世界遺産に関わる施設の割引やサービスを受けれるようになる!
- 特定の大学や企業で受験や就活の優遇措置を受けれる!
- 旅行に関するメディアやSNSアカウントを持っていれば影響力を持った発信に繋げられる!
- 世界遺産の知識が国際教養の知識にもなり活躍の場を広げるきっかけになる!
- 世界遺産という視点が増えるためこれまで以上に旅行を充実させられる!
- 他のメジャーな資格や検定を比較して受講料が少し高め!
- 1級以上になると学習コストが高くなる!
- 世界遺産検定を取得する明確な目的や活用法が決まっていれば受験する価値は大いにある!
なお、今回の記事を読んで
「世界遺産検定を受験してみようかな〜」
少しでもこのように思った方は、ぜひ下記の記事も併せて読んで世界遺産検定に挑戦してみてください!
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