こんな方にオススメの内容!
- ペトラ遺跡やワディ・ラムなどの世界遺産を賢くお得に巡りたい!
- ビザ代と40以上の入場料をセットで節約し、浮いた予算を旅の充実に回したい!
- チケット購入の行列を回避して、限られた時間を最大限に観光へ活用したい!
- 3泊以上のヨルダン旅行を計画中で、絶対に損をしないための事前準備を整えたい!


ヨルダン旅行を計画中なら、ビザ代と観光地の入場料がセットになった「ヨルダンパス」は外せません。
大人気観光地ペトラ遺跡とビザ代だけで元が取れるだけでなく、約4,400円もお得になる最強の節約ツールです 。さらにチケット行列も回避でき、ストレスフリーな観光が叶います 。もちろん良い点だけではなくデメリットにも少し触れていきます。
本記事では損をしないプラン選びや最新の購入手順を徹底解説し、あなたの旅を全力でサポートします!
ヨルダンパスとは?

ヨルダンパスとは、ヨルダン政府が観光客向けに発行している、入国ビザ代と国内40カ所以上の観光施設の入場料がセットになった公式の電子チケットです。
| 政府公式のデジタルパス | ヨルダン観光・遺跡局が発行・運営する安心安全なパス |
|---|---|
| 主要観光地を網羅 | ペトラ遺跡、ジェラシュ、ワディ・ラムを含む、ヨルダン国内の40以上の観光スポットに入場可能 |
| ビザ代込み | 空港到着時に最大30日間滞在できるビザの取得が可能 |
| 情報へのアクセス | すべての観光スポットをカバーするデジタルパンフレットを無料でダウンロード |
事前にオンラインで購入しておくことで、観光の利便性を高めるだけでなく、現地での支払いを簡略化できる仕組みです。ヨルダンの経済を観光で活性化させるために作られた、旅行者にとってスタンダードなアイテムです。
料金プラン

ヨルダンパスの種類は、以下の3つです。
| Jordan Wanderer | Jordan Explorer | Jordan Expert | |
|---|---|---|---|
| 価格 | 70JOD(約15,400円) | 75JOD(約16,500円) | 80JOD(約17,600円) |
| ペトラ入場日数 | 1日 | 2日(連続) | 3日(連続) |
| ビザ代免除 | 込み [40JOD(約8,800円)] | ||
| 観光スポット | 40カ所以上 | ||
旅行者
じっくり見たい人
写真家
主な違いは、ヨルダンで最も人気の観光地「ペトラ遺跡」への観光日数です。その他、使用期限等に関してはどのパスの種類を購入しても違いはありません。
| 使用期限 | 最初の観光スポットでスキャン(使用開始)してから2週間(14日間) |
|---|---|
| 購入後の有効期限 | 購入した日から12か月以内に使用を開始する必要がある |
| ※上記のルールは2026年時点です。購入前に必ず最新情報を確認しましょう。 | |

主なヨルダンパス適用スポット一覧

ヨルダンパスによって入場料が含まれる、および割引が受けられる観光地は、主に以下のスポットです。
| 観光スポット名 | パスの適用形態 | 料金 (パスなし) | スポット概要 | 人気度 |
|---|---|---|---|---|
| ペトラ遺跡 | 入場料込み | 50JOD(約11,000円)~ | 世界一とも称されるバラ色の古代都市遺跡。ヨルダン観光のハイライト。 | ★★★★★ |
| ワディ・ラム | 入場料込み | 5JOD(約1,100円) | 「月の谷」と呼ばれる広大な赤い砂漠。映画のロケ地としても有名。 | ★★★★★ |
| ジェラシュ遺跡 | 入場料込み | 10JOD(約2,200円) | 保存状態が非常に良い、中東最大級の古代ローマ都市遺跡。 | ★★★★☆ |
| アル・マグタス(イエス洗礼の地) | 割引適用 | 12JOD(約2,640円) ※通常より4JOD(約880円)お得 | イエスが洗礼を受けたとされる聖地。パス購入時の追加で割引を受けられる。 | ★★★★☆ |
| アンマン城 | 入場料込み | 3JOD(約660円) | 首都アンマンの街を一望できる、歴史ある高台の城塞跡。 | ★★★★☆ |
| ローマ劇場 | 入場料込み | 2JOD(約440円) | アンマン市街にある、約6,000人を収容可能な巨大な石造劇場。 | ★★★☆☆ |
| アジュルン城 | 入場料込み | 3JOD(約660円) | イスラム勢力が十字軍に対抗して築いた、丘の上に立つ堅牢な城。 | ★★★☆☆ |

キリスト教巡礼の聖地「アル・マグタス(イエス洗礼の地)」のように、一部の施設は、入場料込みではなく割引が適用されます(アル・マグタスの詳細は別記事「イエス洗礼の聖地「アル・マグタス」徹底解説!世界遺産登録の謎と歴史に迫る」で解説)。
反対に、ヨルダンパスに含まれない主な観光施設は以下の通りです。
- ネボ山:ユダヤ教、キリスト教、イスラム教3つの宗教の聖地
- マダバの聖ジョージ教会:モザイク画で有名なヨルダンの古都マダバのシンボル
- ペトラ・バイ・ナイト:ペトラ遺跡で開催されるナイトショー
情報は流動的なので、ヨルダンパス購入前に、自分が訪れたい観光スポットがパスに含まれているかどうか、事前に公式サイトで確認しておきましょう(公式サイトはこちら)。
利用メリット

ヨルダンパスを購入する最大の魅力は、単なる入場券のまとめ売りではなく、旅行者にとっての「時間」と「お金」を同時に節約できる点にあります。具体的なメリットは以下の3つです。
- 旅費の節約
- 行列回避(時短)
- ストレスフリー
総合的に旅費が安くなる場合がある

ヨルダンパスの最大のメリットは、個別に支払うよりも圧倒的に旅費を抑えられる点です。
ビザ代とペトラ遺跡入場料(1日)の2点だけで十分に元が取れる計算になります。さらに、ジェラシュ遺跡やアンマン城など、パスに含まれる他の40カ所以上の観光スポットを巡れば巡るほど、節約額はさらに大きくなります。

また、入場無料以外にも、一部施設では割引が適用されます。
例えば、イスラエル(ヨルダン側西岸パレスチナ)との国境にある、世界遺産「アル・マグタス(イエス洗礼の地)」。パスの無料対象には含まれていませんが、オンラインでパスを購入する際に「追加オプション」として同時申し込みをすることで、現地で直接支払うよりも約4JOD(約880円)安くチケットを手に入れることができます。
後から追加できないため、迷っているなら購入時に必ずチェックを入れましょう。
なお、世界遺産「アル・マグタス(イエス洗礼の地)」について詳細に知りたい方は、下記の記事をご覧ください。
合わせて読みたい!チケットの行列を回避

ヨルダンパス自体がヨルダン各観光地の共通入場券のような役割を果たすため、チケット売り場で購入する手間を省くことができます。
「ペトラ遺跡」や「ワディラム」といった観光地は、世界中から多くの観光客が訪れるため、時期によっては長蛇の列に並ぶ必要があります。しかし、ヨルダンパスさえ持っていればチケット購入のために列に並ぶことが不要。つまり、余計な工程は時短して、最大限観光に時間を使うことができるのです。

ヨルダンパスを持っている観光客は、各施設の入り口でスマホのQRコードを提示してスキャンしてもらうだけでOKです。
ストレスフリーな旅行の実現

ヨルダンパスには旅行を快適にする多くの利点があります。
- 現地通貨(JOD(約220円))を細かく用意する手間が省ける
- 各施設の窓口で現金をやり取りする回数が減るため、防犯面でも安心感がある
- デジタル形式(PDF)で届くため、スマホに保存しておけばチケット紛失のリスクを最小限に抑えられる
- 現地空港でのビザ申請の手間が省ける

利用デメリット

ヨルダンパスは多くのメリットがある一方で、旅行のスタイルや条件によってはデメリットが生じる場合もあります。特に注意すべき2つのポイントを詳しく解説します。
- ビザ免除対象外
- 年齢によってはお得ではない
3泊未満の滞在ではビザ代免除の対象外

ヨルダンパスの最大の魅力であるビザ代免除を受けるには、以下の条件を満たす必要があります。
もし滞在期間が3泊に満たない場合、出国の際に空港の出入国審査でチェックされ、免除されていたビザ代に相当する手数料の支払いを求められます。このことから、以下のような旅行を考えている方にとってはヨルダンパスの購入は向いてない可能性が高いです。
- 滞在3日以下の弾丸旅行
- 数日間隔で頻繁に別の国に行く(例:3日目に隣国サウジアラビアへ、5日後にヨルダンへ戻ってくる)
ヨルダンパス購入の前に、自分の旅程が該当しているかどうか必ず確認しましょう。
12歳未満の子供にとってはお得ではない

家族連れで旅行する場合、子供の年齢によってはパスの購入がデメリットになります。
ヨルダンでは、12歳未満の子供は、主要な観光施設に無料または格安で入場できる仕組みがあります。そのため、大人と同じ価格でパスを購入するとかえって割高になるケースが少なくありません。お子様分についてはパスを購入せず、現地の窓口でその都度対応する方が、トータルの旅費を抑えられる可能性が高いです。
もし、小さい子供を連れて旅行する場合は、訪れる予定の観光地の入場料を確認して、有料・無料・割引を含めて総合的にヨルダンパスの購入を判断しましょう。
ヨルダンパスは本当にお得?損益分岐点と賢いプラン選択

| 判定 | 主な条件・ケース | 理由 |
|---|---|---|
| ✨ 得! | ヨルダンに3泊以上滞在し、ペトラ遺跡へ行く | ビザ代(40JOD)と入場料(50JOD〜)の合計がパス代を上回るため、確実に元が取れます。 |
| ✨ 得! | 多くの遺跡(アンマン城、ジェラシュ等)を巡る | 40カ所以上の入場料が無料に。巡れば巡るほど節約額がどんどん増えていきます。 |
| ⚠️ 損… | 滞在が3泊未満の弾丸旅行 | 3泊未満だと出国時にビザ代(40JOD)を徴収され、パスの最大メリットである「ビザ免除」が消えるため。 |
| ⚠️ 損… | ペトラ遺跡に行かない | 入場料の高いペトラに行かない場合、個別にビザ代と各施設の入場料を払う方が安く済む可能性があります。 |
| ⚠️ 損… | 12歳未満の子供を同伴する場合 | 子供は多くの施設で元々無料や割引が適用されるため、一律料金のパスを購入すると割高になります。 |
損得を分ける決定的なポイントは、「ペトラ+ビザ」の法則です。
ヨルダン観光でとくに出費がかさむ「ペトラ遺跡の入場料」と「ヨルダンビザ代」。パスなしで支払うと合計90JOD(約19,800円)になるため、もし最もお買い得な「Jordan Wanderer(70JOD(約15,400円))」の購入であれば、この時点で20JOD(約4,400円)の節約になります。
ヨルダンを訪れる大半の観光客は、「ペトラ遺跡の訪問+3泊以上のヨルダン滞在」に該当するため、ヨルダンパス購入で確実にお得な旅行を実現させましょう。もし万が一ペトラ遺跡を訪問しない場合でも、その他の観光スポットをたくさん訪れるのであれば、基本的にパス購入で問題ありません。
ヨルダンパス購入の完全ステップガイド

ヨルダンパスの購入は、主に公式サイトで行います。
購入ステップは以下の3つです。
- パスの種類の選択
- 購入者情報の入力
- 支払い情報の入力

ステップ1:パスの種類の選択

ヨルダンパスには3種類のパスが用意されています。

【全パス共通特典】
- 観光ビザ手数料の免除:ヨルダン到着前にパスを購入し、かつ最低3泊(4日間)以上滞在する場合に適用。
- 40以上の観光地への無料入場:ペトラ遺跡以外の主要観光スポットにも入場可能。
- デジタルパンフレット:観光地の情報を網羅したデジタルガイドを無料でダウンロード可能。
- 割引特典:「イエス洗礼の地(アル・マグタス)」など、一部施設の入場料を割引価格で購入できる。
基本的な違いは、「ペトラ遺跡に入場できる日数」と「パス料金」と思っていただいてOKです。
ステップ2:購入者情報の入力

このステップが最も大切です。購入者情報の入力、および購入チケット枚数などを選択します。
- 氏名
- メールアドレス
- 電話番号
- 訪問目的
- ヨルダンでの滞在先
- 滞在都市
- 滞在先の住所
- 滞在日数 ※ビザ料金免除のために必ず4日以上になるように選択
- 利用する航空会社
- 旅行形態(一人旅、カップル、家族旅行、グループ旅行、ツアー参加)
- 到着予定月
- チケットの種類 ※このタイミングでチケット種類の変更が可能
- チケット購入枚数

メモ
入力情報はパスポート記載の情報を一致するように記入しましょう。基本的に英語入力です。また、同じページ内で以下のようなオプションを追加することができます。
- アル・マグタス(イエス洗礼の地)入場(Bethany Beyond the Jordan)
- 列車乗車アドベンチャー(1916年を巡る旅)
※注意※
購入者情報入力画面で入れた情報は、その後変更することはできません。誤った情報を入れるとパスの適用が無効になる場合があるので、入力には慎重になりましょう。ステップ3:支払い情報の入力

ヨルダンパスの購入は、基本的にクレジットカード決済(Master、VISA)のみです。
銀行振込や電子マネー決済などの対応はしていないので、支払い滞納などによってクレジット決済ができない状態にならないよう、支払いには余裕をもっておきましょう。

※注意※
二重決済にならないように、購入ボタンを必ず1度押しましょう。万が一、二重決済になってしまった場合は、ヨルダンパス公式サイトやクレジットカード会社との余計なやり取りが発生してしまいます。よくある質問・疑問


死海を利用するには、沿岸ホテルのプライベートビーチ入場料が別途必要です。
12歳未満は多くの施設で無料・割引があるため、パスだと割高になる場合があります。
子供はパスを買わず、各施設のチケット窓口でその都度支払うのが最も安上がりです。
2026年現在、日本語で購入できる公式代行窓口は存在しません。
入国審査時にパスを提示しない限り、ビザ代免除の特典は受けられません。
必ず入国前にオンラインで購入を。万が一忘れた場合は、ビザ代を潔く支払うかパス購入自体を諦めましょう。
決済完了後は「不使用」であっても返金・譲渡・情報変更は不可となります。
旅程を確定させ、パスポートを手元に置いて「入力間違い」がないよう丁寧に手続きを行いましょう。
個人的な感想:ヨルダンパス購入は旅費重視の方向け

確かにヨルダンパスは「ビザ代+ペトラ遺跡入場」だけで元が取れる、非常にお買い得なパスです。
しかし、その一方で以下のような制約が生まれます。
(+入国日)が必要
人気スポットがある
個人で手配が必要
組まないと損をする
以上のことからヨルダンパスは
『なるべく旅費を抑えつつ、その他の移動の手配などを自分ですることに抵抗がない』
このような方向けのパスと言えます。

反対に、旅費よりも
「効率よく観光スポットを巡りたい」
「入場料から移動費、宿泊費まで完全にセットの方が良い」
このような方は最初からツアーに参加した方が圧倒的に旅行が充実します。
ヨルダン旅行におすすめのツアー会社とツアー一例は以下にまとめてますので、気になる方はぜひあわせてご覧ください。
まとめ

- ヨルダンパスとは、ビザ代と入場料がセットになった政府公式の電子チケット
- ヨルダンパスを使うことで、ペトラ遺跡など国内40カ所以上の観光地で入場料が無料&ビザ取得料金が免除
- メリット:時間とお金を同時に節約でき、観光を効率化できる点が最大の魅力
- デメリット:旅行のスタイルや滞在日数・年齢によっては、購入すると損をする場合がある
- 3泊以上の滞在、且つペトラ遺跡に行くなら確実にお得になる
- 個人的な感想:ヨルダンパス購入は旅費重視の方向け。旅費を抑えたい人に最適だが、移動の手配は自分で行う必要がある

参考文献・注意事項
- 当記事の内容は「世界遺産検定1級公式テキスト<上>」と「世界遺産検定1級公式テキスト<下>」を大いに参考にしています。
- 当記事は100%正しい内容を保証するものではありません。一部誤った記載が存在する可能性があることをあらかじめご了承ください。
