こんな方にオススメの内容!
- カッパドキア名物の熱気球ツアーの参加を考えている!
- 熱気球ツアーの場所・料金・シーズン・安全性の詳細を知りたい!
- 熱気球ツアーにおすすめのツアー会社を教えてほしい!
- トルコ・カッパドキア旅行を計画している!



熱気球ツアーはなぜ人気?

カッパドキア観光に熱気球ツアーが人気・おすすめな理由は、主に以下の3点です。
- 広大なカッパドキアの大地を上空から一望できる
- 美しい朝日鑑賞&ピンクやオレンジ色に染まる奇岩群が観れる
- 無数の熱気球が打ち上がる姿が幻想的
広大なカッパドキアの大地の上空に無数に打ち上がる熱気球の光景は、カッパドキアを象徴する景色の一つ。この姿を一眼観ようと多くの観光客が熱気球ツアーに参加するほど。地上から観るカッパドキアの景色も圧巻ですが、上空からカッパドキアを眺望すると、朝日に照らされたカッパドキアの大地がピンクやオレンジ色に染まる幻想的な光景を観ることができます。
このように熱気球ツアーだからこその絶景を観ることができるため、事前予約が必須なほど熱気球ツアーは大人気です(具体的な予約方法は後述)。
熱気球はどこから乗れる?(飛行場所)

熱気球が打ち上がる場所は、主に以下の4地点です。
ギョレメ | 最も多くの気球が打ち上がる大人気スポット |
---|---|
ウチヒサル | 巨大な岩山や大渓谷を望めるギョレメに次ぐ人気スポット |
ウフララ渓谷 | カッパドキアで有名な大渓谷付近から打ち上がる注目のスポット(デリンクユ地下都市郊外) |
ソガンリ渓谷 | 奇岩、洞窟住居、渓谷など様々な景色を望める穴場スポット |

広大なカッパドキアでは、気球は複数箇所から打ち上がります。その中で最も人気なスポットがギョレメ。ローズバレー、妖精の煙突など、カッパドキアで有名な観光スポットが多く集まり、ギョレメ周辺の近くの街も眺望できます。ギョレメ以外の隣町からもすぐアクセスできるため、ロケーションの良さも魅力的です。

ギョレメに次ぐ人気を誇るのがウチヒサル。ギョレメの隣町で、巨大な岩山で知られるウチヒサル城やカイマクル、デリンクユなどの地下都市の拠点にもなる訪問必須の街です。ウチヒサルはギョレメに程近いため、仮にウチヒサルから熱気球に乗ったとしても、ギョレメと合わせて周遊するルートが一般的です。
ウフララ渓谷とソガンリ渓谷はカッパドキア観光の中心地から数十km離れた郊外。観光客が少ないため、喧騒とは無縁のカッパドキアの静寂な大自然を楽しむことができます。ギョレメやウチヒサルと違い、前日予約でも熱気球に乗れる可能性が高いため、直前までスケジュールが読めない方は、ウフララ渓谷やソガンリ渓谷で熱気球に乗ることを検討してみましょう。

また、ツアー内容によっては、熱気球でカッパドキアを大きく周回するルートもあります。その場合、1~2カ所だけでなく、様々なエリアを上空から眺めることができるので、もしいろんな景色に出会いたい方は周遊ツアーを選びましょう。
乗船確率・ベストシーズン

5~10月 | 11~4月 | |
---|---|---|
乗船確率 | 70% | 40% |
熱気球ツアーは必ず催行されるわけではありません。飛行当日の天候状況を見て、パイロットがツアー催行の決定をします。そして、ツアー催行確率(乗船確率)は時期によって少し異なります。
もし少しでもツアー催行確率を上げたい場合は、5~10月の初夏~秋を狙いましょう。また、この時期は上空の天候や気温を含めて過ごしやすいです。
一方で、11~4月の冬季~春にかけては雨や雪の影響で、夏に比べると中止になる可能性が高まります。また、上空の気温は0度を下回ることもあるので、厳重な防寒対策が必須です。

もしツアーが中止になった場合は、全額返金 or 別日に振り替えになります。ただ、中止時の対応はツアー会社や申し込み内容によって異なってくるので、ツアー予約前に中止時の対応は必ず確認しておきましょう。
このように、熱気球ツアーは必ずしも毎日催行される保証はないので、必ず熱気球に乗船したい方は、最低でも2~3日乗船の予備日を持ってスケジュールを組むことをおすすめします。
熱気球ツアーは安全?

熱気球ツアーは100%安全とは言えません。
直近20年間でも数件の事故が発生しています。事故の原因は主に急な天候の変化です。強風などにより熱気球があおられて、飛行中に別の熱気球に衝突、うまく着地ができずに転倒などです。
このように熱気球はちょっとした天候の変化で重大な事故に繋がってしまうため、前述の「乗船確率・ベストシーズン」で解説したように、慎重にその日の天候状況を見極めてツアーを最高するかどうかを判断しています。

一方で、近年は過去の事故の教訓をもとに、熱気球ツアーを催行できるツアー会社が厳選され、少しの天候の変化があればすぐ中止になるため、事故件数は非常に少なくなっています。数十年前と比べれば安全に熱気球ツアーに参加できる体制が整っています。
ただ、それでも安全が100%確保されているわけではないので、万が一のことを考えて熱気球には乗らずに、熱気球が打ち上がる姿を観ることができるホテルに滞在するのも選択の一つです。
なお、熱気球が観られるホテルについては、下記の記事で詳しく紹介していますので合わせてご覧ください。
合わせて読みたい!
料金相場

5~10月(ベストシーズン) | 150~400ユーロ(25,000~66,000円) |
---|---|
11~4月(ローシーズン) | 100~200ユーロ(16,000~32,000円) |
※熱気球乗船のみの場合の料金(2025年時点) |
熱気球に乗るためには、必ず旅行会社が催行するツアーに参加しなければなりません。
料金はベストシーズンとローシーズンで大きく異なり、天候が安定して飛行確率が上がるベストシーズンの料金はローシーズンと比べると1.5~2倍上がります。さらに、熱気球だけでなく、その後カッパドキア観光も含めたツアーになるとプラス100~200ユーロ(16,000~32,000円)になるため、一人当たりの予算としては300~400ユーロで見積もっておきましょう。


なお、熱気球とカッパドキア観光がセットになったおすすめのツアーは以下になりますので、気になる方はご確認ください。
Viator | GetYourGuide | klook |
---|---|---|
詳細 | 詳細 | 詳細 |
熱気球ツアーの行程(スケジュール)

- 宿泊ホテルにツアー車がお迎え [04:00~05:00]
- 気球打ち上げ場所付近で簡単な朝食 [05:00~05:30]
- 熱気球の飛行開始 [05:30~06:30]
- 飛行終了後、飛行証明書の発行&シャンパン乾杯 [06:30~07:30]
- 時期によって日の出時間が変わるため30分~1時間前後します。
宿泊ホテルにツアー車がお迎え

熱気球ツアーに参加する場合は、飛行場所への現地集合ではなく、基本的に指定時間に宿泊ホテルへ送迎車が来てくれます。
ただし、あらかじめ送迎エリアが決まっていることが多いので、宿泊ホテルが送迎範囲内かどうかは必ず確認しましょう。もし、必ず熱気球ツアーに参加したい方は、送迎範囲内に含まれることが多い、ギョレメ、ネブシェヒル、ウチヒサル、オルタヒサル、ユルギュップなどのホテルに滞在することをおすすめします。

送迎車は他のツアー参加者が滞在するホテルにも周るため、乗車時間は30~1時間ほどです。
熱気球打ち上げ場所付近で簡単な朝食

一般的なツアーでは、熱気球打ち上げ場所へ向かう車内で朝食BOXが配布されます。そして打ち上げ場所に到着すると、熱気球の準備をしている間に朝食時間が設けられます。
また、打ち上げ場所に着いて天候が少し不安定な場合は、朝食を食べながら待機しますが、時期によってはこの待機時間中に陽が昇ってしまうため、場合によっては熱気球に乗って日の出を観ることができなくなります。

熱気球の飛行開始

熱気球の準備と朝食を食べ終えてから、いよいよ熱気球に乗船です。
飛行時間はおおよそ1時間ですが、もし1カ所だけでなく複数カ所の上空を周るルートの場合は2~3時間乗船します。また天候の急な変化があると飛行時間が短縮されることがあるので、正直言うと、飛行時間やルートはその日の運次第です。

飛行終了後、飛行証明書の発行&シャンパン乾杯

約1時間の飛行を終えると熱気球乗船は終了です。
地上に着くと熱気球乗船記念となる「飛行証明書」を発行してくれます。カッパドキア観光の記念品の名物です。さらに、多くのツアーでは地上でシャンパンを振る舞ってくれます。朝日に照らされたカッパドキアの大地でシャンパンで乾杯、一生の思い出になることでしょう。
その後、送迎車にて宿泊ホテルへ向かいます。
熱気球ツアーの予約方法

熱気球ツアーの予約方法は、主に以下の3つです。
熱気球ツアー会社の公式HPから予約

熱気球ツアーを取り扱っている代表的なツアー会社は、主に以下の3つです。
カッパドキア観光の目玉アクティビティの一つである熱気球ツアーは、多くのツアー会社が取り扱っています。その中でも上記3つのツアー会社は、現地カッパドキアの観光の中心であるギョレメに本社を置く有名なツアー会社です。ツアー会社によっては「熱気球+カッパドキア観光」の1日ツアーも取り扱っており、豊富な実績とツアーラインナップが特徴です。

現地で予約(ツアーデスク)

もし具体的なスケジュールが定まってない方は、現地で自分のタイミングでツアーを申し込む方法が良いかもしれません。
カッパドキア観光の中心であるギョレメやウチヒサルには、数多くのツアー会社のオフィスが点在しています。ネットから申し込むよりも料金が安い傾向があります。少し割高になりますが、オフィスに行かなくても宿泊先のフロントでツアーを申し込むこともできます。
一方で、人気の高い熱気球ツアーはベストシーズンを中心に予約が埋まりやすいため、直前予約だと必ずしも希望の日にツアーに参加できるとは限りません。もしスケジュールが定まっておらず、料金重視の方は現地で予約、そうでなければ確実にツアー参加ができるネットでの事前予約をしましょう。
オプショナルツアー会社のHPから予約

最も効率よく、且つ確実に熱気球ツアーの予約をしたい方は、事前にオプショナルツアー会社で申し込みましょう。
熱気球ツアーは国内海外どちらのオプショナルツアー会社であってもだいたい取り扱っています。大手海外オプショナルツアー会社であれば日本語での予約もできます。手数料がかかる分、現地で申し込むよりも多少料金は上がりますが、ツアーによっては中止になった場合の払い戻しや延期対応を無料でしてくれるので、安心安全確実性を求める方は事前にオプショナルツアー会社で申し込みましょう。
なお、熱気球ツアー予約でおすすめのツアー会社は以下の5社です。
GetYourGuide | 日本人観光客も利用する海外の大手ツアー会社。ツアー料金は比較的お手頃価格。 | 詳細 |
---|---|---|
Viator | 世界最大のツアー数を誇る海外大手ツアー会社。熱気球ツアーの品揃えも豊富。 | 詳細 |
HIS(エイチ・アイ・エス) | 日本の大手旅行会社。日本語ガイド&日本人ツアー参加者と英語力に自信の無い方でも楽しめる。 | 詳細 |
klook(クルック) | 近年ツアー利用者が増えている注目のツアー会社。評価の高い厳選された熱気球ツアーを取り揃えている。 | 詳細 |
ベルトラ | 日本人観光客によく利用される日本発のツアー会社。日本語ガイド付きで熱気球だけでなくカッパドキア周遊プランも取り揃えている。 | 詳細 |
地上からの気球鑑賞もおすすめ
熱気球自体に乗らなくても、打ち上がる無数の熱気球が織りなす圧巻の景色を見るだけでも一生の思い出になります。高所恐怖症やツアー中の事故の懸念、予算的に熱気球ツアーへの参加が難しい方は、地上から熱気球を鑑賞することも検討してみましょう。

多くの熱気球が打ち上がる姿が見られるのは早朝のため、早朝移動の負担を無くすためにも熱気球が見える宿泊施設を選ぶことがポイントです。
熱気球鑑賞ができる主な宿泊施設は以下の通りです。
カッパドキア ケーブ スイーツ(Cappadocia Cave Suites) | 多くの客室がスイートルーム仕様の大人限定ホテル。ギョレメ市街地へは徒歩圏内。 | 詳細 |
---|---|---|
ドアーズ オブ カッパドキア(Doors Of Cappadocia) | 世界的な旅行口コミサイトトリップアドバイザーで高評価を受ける注目のホテル。公式HPは日本語対応。 | 詳細 |
ケレベク スペシャル ケイブ(Kelebek Special Cave) | 家族経営でアットホームな雰囲気の洞窟ホテル。多くの客室から熱気球を眺められる。 | 詳細 |
なお、熱気球鑑賞ができるホテルや洞窟ホテルの一覧は下記の記事で詳しく紹介してますので、気になる方はぜひ合わせてご覧ください。
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まとめ

- 熱気球は主に、ギョレメ、ウチヒサル、ウフララ渓谷、ソガンリ渓谷から打ち上がる。
- ベストシーズンは5~10月で飛行確率は70%。冬季は天候不良のため飛行できない確率が高い。
- 熱気球ツアーは100%安全とは言えないが、少しでも天候が不安定だと中止になるため事故に遭う可能性は低い。
- ベストシーズンの料金相場は150~400ユーロ。ローシーズンだとさらに50~100ユーロ安くなる。
- 熱気球ツアーの主な予約方法は、熱気球ツアー会社の公式HPから予約、現地で予約(ツアーデスク)、オプショナルツアー会社のHPから予約の3択。

参考文献・注意事項
- 当記事は100%正しい内容を保証するものではありません。一部誤った記載が存在する可能性があることをあらかじめご了承ください。