こんな方にオススメの内容!
- カッパドキアへの行き方の詳細を知りたい!
- カッパドキアへの移動手段を知りたい!
- トルコ旅行を計画している!


トルコを象徴する景色の一つ、日本人観光客に大人気のスポットであるカッパドキア。しかし、日本からカッパドキアへの具体的な行き方が解説されているガイドブックは意外にも少ない。
そんな大人気なのに行き方が曖昧なカッパドキアへのアクセスを元トルコツアー企画担当者がわかりやすく解説します。
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個人でカッパドキアへ行ける?

結論、カッパドキアへは個人で行けます。
日本からトルコのイスタンブールへ直行便が就航しており、イスタンブールからカッパドキア方面の飛行機は充実しています。さらに、カッパドキアの空港からシャトルバスやタクシーを利用すれば目的地に向かうこともできます。

しかし一方で、広大なカッパドキアの人気観光スポットを巡るとなると、公共交通機関の利用だとあまりにも非効率です。場所によっては公共交通機関の利用が難しいところもあります。事前にバスなどの予約もしなければなりません。
詳しくは後述の「カッパドキアへ行くならツアー利用が無難」で解説してますが、海外旅行が不慣れな方や初めてカッパドキアを訪れる方は、飛行機やホテルや移動手段がセットになったツアーを申し込むのが無難でしょう。
日本からカッパドキアへはどうやって行くの?

日本からカッパドキアへ行く場合、一般的には以下の行程でアクセスすることになります。
- トルコ最大都市イスタンブールへ
- 国内線でカッパドキア最寄り空港へ
- 最寄り空港から拠点の街へ

トルコ最大都市イスタンブールへ

残念ながら、日本からカッパドキアへの直行便は就航しておりません。日本からアクセスする場合は、まずトルコ最大の都市イスタンブールへ行く必要があります。
なお、下記の通り日本からイスタンブールへの直行便は毎日就航しています。
ターキッシュエアラインズ(※全日空コードシェア便) |
---|
羽田空港(東京国際空港) → イスタンブール空港 |
成田国際空港 → イスタンブール空港 |
関西国際空港 → イスタンブール空港 |
※2025年時点 |

ちなみにイスタンブール空港は2018年に開港した比較的新しい空港です。乗り継ぎを含む利便性が非常によく、多くの世界各都市へ就航しているため、トルコ以外の都市へ向かう際にもおすすめの空港です。
国内線でカッパドキア最寄り空港へ

イスタンブールからは、国内線を使ってカッパドキアの最寄り空港へアクセスします。カッパドキアの最寄り空港としてよく使われるのが、以下の2つの空港です。
最寄り街 | 航空会社 | 本数 | |
---|---|---|---|
ネヴシェヒル・カッパドキア空港 | ネヴシェヒル | ターキッシュ、アナドルジェット、ペガサス航空 | 2~3時間に1本 |
エルキレット国際空港 | カイセリ | 1~2時間に1本 |
ネヴシェヒル・カッパドキア空港は、名前にカッパドキアと入ってるだけあって、カッパドキア観光の拠点となる街に最も近い空港です。
一方でエルキレット国際空港は、ネヴシェヒルの空港よりも規模が大きいため、トルコ各都市からの就航本数が多いのが特徴です。ただし、ネヴシェヒルの空港と比べるとカッパドキア中心部までは少し距離があるため、少しでも早くカッパドキアへアクセスしたい方はネヴシェヒルの空港を利用しましょう。

最寄り空港から拠点の街へ

カッパドキア周辺の各空港から観光拠点の街までのアクセス方法は、大きく分けて以下の4つ。
- 航空会社のシャトルバス(要事前予約)
- 市内バス
- タクシー
- 宿泊ホテルの送迎車
- オプショナルツアー

最も利用されている移動手段は航空会社が提供しているシャトルバスです。フライト時間に合わせてバスに乗ることができる上に、料金も数十ユーロとお手頃。ホテルの近くまで送迎してくれるため、最小限の移動距離でアクセスすることができます。シャトルバスは事前予約が必須なため、飛行機やホテルの予約時に合わせて手配しましょう。
シャトルバス予約サイト | 詳細 |
旅行会社で予約(Viator) | 詳細 |

一方で、最短でアクセスする場合はタクシーが最適、最安値で移動する場合は市内バス利用が最適です。具体的なアクセスルートは利用する空港によって変わってくるので、それぞれの空港からのアクセス詳細もご紹介します。
ネブシェヒル・カッパドキア空港からカッパドキアへ

移動手段 | 料金 | 所要時間 | 最終目的地 |
---|---|---|---|
シャトルバス | 10ユーロ(1,600円) | 50分 | ギョレメ |
市内バス | 約100円+宿泊ホテルの街まで | 50分 | ネヴシェヒル |
タクシー | 40~60ユーロ(6,500〜9,500円) | 40分 | ギョレメ |
※2025年時点 |
ネブシェヒル・カッパドキア空港を利用する大半の人が、カッパドキア観光をするための観光客です。そのため、空港前には無数の送迎シャトルバスが停まっています。ただし事前予約が必要なため、ホテルが決まってない方は公共交通機関を利用することになります(予約サイトはこちら)。
もし公共交通機関を使って「ネブシェヒル・カッパドキア空港 – カッパドキア各街」間を移動する場合は、タクシー利用一択と言っても良いでしょう。空港からネヴシェヒルの街まで行けば、カッパドキア各街まで運行しているバスを利用することはできます。しかし、1~2時間に1本しか運行してないため、交通の足として利用するには不十分です。

ホテル予約済みの方は一緒にシャトルバスの予約も済ませ、ホテルを予約していない方はタクシーで移動しましょう。
なお、ネヴシェヒルからカッパドキア各街へのアクセスや具体的なルートに関しては下記の記事で詳細に説明してます。
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エルキレット国際空港(カイセリ)からカッパドキアへ

移動手段 | 料金 | 所要時間 | 最終目的地 |
---|---|---|---|
シャトルバス | 10ユーロ(1,600円) | 1時間30分 | ギョレメ |
市内バス | 約100円+宿泊ホテルの街まで | 20分 | カイセリ(オトガル) |
タクシー | 50~70ユーロ(8,000~11,000円) | 1時間 | ギョレメ |
※2025年時点 |
カイセリの空港は前述のネヴシェヒルの空港と比べるとカッパドキア観光の中心地(ギョレメ、ウチヒサルなど)まで距離があります。そのため一度カイセリを経由するよりも、「空港 – 宿泊ホテル」間のシャトルバスを利用して、空港最寄りのカイセリを経由せずに直接アクセスするのがおすすめです。

一方で、ネブシェヒルの空港と違い、カイセリの空港はカイセリの街まで出てしまえばバスステーション(オトガル)からカッパドキア各街へ行くバスが数多く運行しています。さらに「空港 – カイセリ市街地」間は非常に近く、市内バスも運行しているため、最安値でカッパドキアへアクセスしたい場合は、バスを乗り継ぐ方法がおすすめです。
ただし、バスを乗り継ぐためもちろん所要時間はかかります。最短で目的地に到着したい方は、やはり空港発のシャトルバスを利用しましょう。
カッパドキアへ行くならツアー利用が無難

日本からカッパドキアまでの行き方をいろいろと解説しましたが、結局のところパッケージツアーに参加することを強くおすすめします。おすすめする理由は、以下の通りです。
- 国際線&国内線の接続の良い便を手配してくれる
- カッパドキア周辺の移動は観光ツアー参加が効率良い
- 無数の洞窟ホテルからおすすめをピックアップしてくれる
カッパドキアは交通面を含め個人で観光する難易度として絶妙なラインです。
自力で行くことはできるものの、観光するとなると公共交通機関だけでは不十分ですし、いくつものバスを乗り継がなければならないため効率が悪いです。さらに、トルコ国内線の飛行機の予約、シャトルバスの事前予約、ホテルの手配など、やることは盛りだくさん。

一方で、パッケージツアーやオプショナルツアーを利用すれば、移動手段もホテルも観光も全て含まれているためとても楽。複数ツアーを組み合わせれば効率よく様々な観光スポットも訪れることができます。
予約サイト一覧 | |
---|---|
ターキッシュエア&トラベル | 詳細 |
GetYourGuide | 詳細 |
Viator | 詳細 |
HIS(エイチ・アイ・エス) | 詳細 |
JTB | 詳細 |
klook | 詳細 |
kkday | 詳細 |
また、下記の記事でカッパドキアを含む、トルコ旅行におすすめのツアー会社をより詳しく紹介しているので、効率よくカッパドキアを観光したい方はあわせてご覧ください。
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まとめ

- カッパドキアへは個人で行けるが、移動が少し複雑なため海外旅行初心者向けではない。
- 日本からカッパドキアへ行く場合は必ずイスタンブールを経由する必要がある。
- カッパドキアの最寄り空港がある街はネヴシェヒルとカイセリ。
- 最寄り空港からカッパドキア各街へアクセスする際は航空会社のシャトルバス利用がおすすめ。
- 複数の乗り換えや事前予約の手間を考えると最初からツアー利用が無難。

参考文献・注意事項
- 当記事は100%正しい内容を保証するものではありません。一部誤った記載が存在する可能性があることをあらかじめご了承ください。